先制点に絡んだ小川(中央)。2−0とリードして前半を終えた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 日本代表は11月15日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選でインドネシア代表と敵地で対戦している。

 9月に始まった同予選で、日本は初戦で中国に7−0、バーレーン戦に5−0、サウジアラビアに2−0と開幕3連勝。前節のオーストラリア戦は1−1で引き分けたが、3勝1分の無敗でグループCの首位に立っている。

 森保ジャパンのスタートのシステムは3−4−2−1で、GKは鈴木彩艶、3バックは右から橋岡大樹、板倉滉、町田浩樹、ダブルボランチが遠藤航と守田英正、右ウイングバックは堂安律、左は三笘薫、シャドーが鎌田大地と南野拓実、1トップは小川航基が務めた。

 キックオフ直前から急に降り出した激しい雨の中で行なわれた試合。立ち上がりから日本がボールを握る。奪われても即時奪回。急がずに丁寧にパスをつないで相手の隙をうかがう。

 7分に右サイドで受けた堂安を橋岡がオーバーラップ。2人の連係からチャンスを作るが、シュートで終われない。

 すると9分、逆にピンチを迎える。カウンターからラグナー・オラットマングーンに背後へ抜け出される。これはGK鈴木が絶妙な飛び出しで止めて事なきを得る。その後も何度か相手の鋭い速攻から危ないシーンを作られる。
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 相手の守備ブロックに苦戦。なかなか崩し切れない時間が続く。18分には、堂安が右サイドからインスイングのクロスを供給する。ファーサイドで合わせた小川のヘディングシュートは枠を捉えられない。23分の鎌田のミドルはGKのセーブに遭い、24分の堂安のボレーもGKの正面に。

 球際での激しい攻防が続くなかで相手の寄せも速く、三笘が左サイドから仕掛ける機会も少ない。

 それでも35分、アタッキングサードでの守田との連係から抜け出した鎌田がゴール前に折り返す。これに走り込んでいた小川と競り合った相手にボールが当たり、ゴールに吸い込まれてついに先制する。

 さらに40分には三笘のアシストから南野が左足でネットを揺らして追加点。2点をリードして前半を終えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部