坂元達裕所属のコヴェントリー、新監督候補にランパード氏が浮上か…英2部で17位に低迷中

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 チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するコヴェントリーが、フランク・ランパード氏を新監督候補に据えているようだ。12日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 かつてモンテディオ山形やセレッソ大阪で活躍した坂元達裕も所属するコヴェントリーは、チャンピオンシップでここまで15試合を消化し4勝4分7敗の成績で勝ち点「16」を獲得。2022−23シーズンには5位で昇格プレーオフに進出したものの、今シーズンは3部降格圏とわずか「1」ポイント差の17位に低迷している。こうした状況を受け、クラブは現地時間7日にマーク・ロビンズ監督の解任を発表した。

 現在は新指揮官探しに着手しているコヴェントリーだが、イングランド代表の“レジェンド”の招へいを検討しているようだ。同クラブのオーナーを務めるダグ・キング氏は『スカイスポーツ』のインタビューにて、「優秀な人材から大量の履歴書を受け取った。フランクもその中の一人だ」とランパード氏が後任候補の一人であることを明言。その上で次のように言葉を続けた。

「プロセスについてはまだ何も行なっていない。明らかに今はインターナショナルマッチウィーク中なので、すべてを評価するつもりだ。誰が最終候補になるかを決め、その後に面接を行う。適切な人物が見つかり、契約内容について全員が合意できればかなり早く進められると思う。だが、特定の事柄のついて深く検討する場合はもう少し時間がかかるだろう」

 現在46歳のランパード氏は現役時代にチェルシーやイングランド代表で活躍し、2017年2月の引退後に指導者へ転身。ダービー・カウンティを経て、2019年夏に古巣チェルシーの指揮官に就任し、初年度をプレミアリーグ4位というまずまずの成績を終えた。しかし、2年目は成績が上向かず2021年1月に解任。その後はエヴァートンの指揮官やチェルシーの暫定指揮官を務め、昨年夏からはフリーの状態が続いている。