【海外競馬】大事故寸前!スタートゲートがコースに残る…イギリス競馬
11月9日、英チェルムスフォード競馬場で行われた9Rで、直線上にスタートゲートが残ったままとなり、あわや衝突の大事故になるかという事象が起こった。問題の場面は勝負どころを迎えた最後のコーナーから直線にかけて。大きなアクションで旗を振るスタッフが懸命に静止を促して事なきを得た。実況も直線の入口を迎える頃には、「コース上にトラックが残っているので問題になる。スペースを開ける必要があります」と伝え、「ランナーのスペースがありません。中止と言わざる得ません」と、驚きの様子で状況を伝えた。
同競馬場の公式X(旧Twitter)では「今晩の第9レースの出来事により影響を受けた関係者、参加者、観戦者、賭け手の皆様にお詫び申し上げます。すべての参加者の安全が私たちの最優先事項であり、これからもそうあり続けます。 騎手、馬、関係者の誰にも被害がなかったことに、私たち全員が深く安堵しています今晩の事件は、チェルムスフォードの10年に渡る競馬の歴史において前例のないものであり、競馬場が直接の責任を負うものではありませんが、開催競馬場としての役割を十分に認識しています。私たちはBHAおよび私たちのパートナーと協力し、徹底的な調査を行い、このような事態が二度と起こらないよう尽力します。被害に遭われた関係者の方々には、払い戻しの方法を手配し、さらに詳しい情報をご連絡いたします」と声明を発表した。
動画を見た視聴者からは「英国競馬界の惨状を示す新しい例だ」、「何故こんなに時間がかかったのか?バックアップの手順は用意されていなかったのか?」、「責任を取らずに責任転嫁するなんて」などと批判の声も上がった。