Image: Florence Ion / Gizmodo

腕時計のベルトは、色や素材でファッションのアクセントになります。が、そこにセンサーをのせればテクノロジー面でも活用の幅が広がるはず。

11月5日、Appleが申請した、スマートウォッチのベルト部分に関する38の特許が、米特許商標庁から許可されました。

特許から読み解く未来

特許取得=製品化ではないものの、ここからAppleの未来のビジョンを見ることはできます。

今回のAppleの特許は、伸縮性があり体にフィットする生地で、心電、血圧、呼吸数などのヘルスデータをトラッキングするセンサーを埋め込めるというスマートファブリック。

このスマートファブリックはスマートウォッチのベルトに限定されてはいません。Apple Vision Proのようなヘッドセットのバンドはもちろん、スポーツウェアやヨガパンツ、靴下、手袋、シャツ、アームバンド、帽子、インナーとありとあらゆるストレッチ生地で応用できる想定のようです。とはいえ、Appleがまず注力するのは、スマートウォッチとヘッドセットのベルト・バンドでしょうけどね。

センサーだけでなく、生地の電気回路はワイヤレス充電が可能。また、外部機材と無線通信もできるとのこと。これは他のApple端末(MacBookやiPhoneやAirPods)と連携できることを示唆しています。つまり、ヘルス系含めさらに大きなAppleエコシステムを構築していけるということ。

過去にもあったスマートファブリック

Appleのスマートファブリックへの興味は以前からあり、過去にもタッチセンサーのあるスマートファブリック絡みの話がありました。今後、Appleがヘルス業界にさらに進出してくれば、この生地を活用したまったく新しいウェアラブルデバイスが発表される未来もあるのかもしれません。

Source: Pattently Apple, TechRadar

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