「バンダイホビーセンター」新工場 外観イメージ

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 BANDAI SPIRITSは、プラモデル生産工場「バンダイホビーセンター」(静岡市)の新工場について、来年1月に竣工を予定し、生産設備を導入後、同年夏ごろから稼働を開始することを発表した。

【画像】「バンダイホビーセンター」新工場 外観イメージの全体像

 新工場は、安定的な生産体制を確保することを目的に、現在の「バンダイホビーセンター」本館に近接する敷地約1万4724平方メートルに建設。工場内にはプラモデルを通してものづくりなどを学ぶことができる見学コースを新たに設置する。

 BANDAI SPIRITS では、これまでも「バンダイホビーセンター」新館の増築(2020年稼働開始)などでプラモデル生産機能の強化をはかってきた。それらのリソースと新工場の生産能力を総合的に活用することで、2026年度の新工場本格稼働時には全体で、2023年度比約35%の増産が可能になる見込みという。

■「バンダイホビーセンター」について
「バンダイホビーセンター」は、BANDAI SPIRITS のプラモデルの生産拠点として、静岡県静岡市葵区長沼に2006年に竣工。ガンプラシリーズをはじめ、多彩なプラモデル製品の企画・開発・生産を行っている。1つの金型に4つの色、4つの異なる素材を同時に成形できる自社オリジナルの成形機「4色射出成形機(多色成形機の一種)」を使用し、プラモデルの作りやすさや組立後のカラーリング再現の追求を行うと共に、「ガンプラリサイクルプロジェクト」や使用電力量の低減などの環境負荷低減の取り組みも積極的に行っている。