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指示役「ルフィ」らによる一連の強盗事件のうち、東京・狛江市で90歳の女性が死亡した事件など6つの事件で起訴された実行役の男に対し、検察側は無期懲役を求刑しました。一方、男は「極刑をくだしてください」と訴えました。

永田陸人被告は去年1月、仲間と共に、狛江市の住宅に押し入り、住人の女性をバールで殴って死亡させた上、高級腕時計などを奪った強盗致死の罪など、6つの事件で起訴されています。

東京地裁立川支部で開かれた24日の裁判で、検察側は「大金欲しさに犯行グループに加わった動機は身勝手かつ利欲的」「高齢で抵抗できない女性に暴行を加えた犯行は残虐で極めて悪質」だとして、永田被告に対し、無期懲役を求刑しました。

一方、弁護側は、「責められるべきは首謀者の指示役」「永田被告は深い反省の意を示している」として、有期の懲役刑が相当だと主張しました。

最後に永田被告は、「責任を果たすには死刑がふさわしい」「私のことは一切考えないでください」「被害者の遺族の気持ちだけを踏まえて、極刑をくだしてください」と涙ながらに訴えました。