阿部一二三がパCSファイナルSで始球式 目標123キロならずも 技ありノーバン投球に「100点です」
◇パCSファイナルステージ第1戦 ソフトバンク−日本ハム(2024年10月16日 みずほペイペイD)
日本シリーズ進出を懸けた「2024 JERAクライマックスシリーズ(CS) セ」と「2024 パーソルクライマックスシリーズ パ」のファイナルステージが16日に開幕した。
パ・リーグはリーグ2位の日本ハムと優勝のソフトバンクが対戦。試合に先立ち、パリ五輪・柔道男子66キロ級金メダリストの阿部一二三(27)が始球式を行った。
阿部は「123(ひふみ)」のユニホームで登場。右腕を大きく振りかぶると、ボールは真っすぐに走り、そのまま捕手のミットへと吸い込まれた。大歓声を浴びた金メダリストは両手を突き上げて喜んだ。
阿部はソフトバンク公式サイトを通じ「このたびクライマックスシリーズという重要な試合で始球式をさせていただけること、とても光栄に思います。110キロ超えのストライクの投球を目指してがんばりたいと思います!」と豪速球でのストライク奪取を予告していた。
大役を終えた後、囲み取材に応じた阿部は「123キロを出そうと思って練習していたんですけど、たぶん、いってない。でも、めっちゃ凄いいいコースに投げられたので満足しています。(始球式は)2回目です。前回はバウンドしたらかっこ悪いと思って置きに行ってしまったけど、きょうはしっかり投げられたので良かったです。100点です」と笑顔で振り返った。
その後、球速が「87キロ」だったと伝えられ、「また、頑張ります」と再登板に意欲を示していた。