BOSEのポータブルスピーカーに、家用、外用の2機種が出ました
BOSE(ボーズ)から発売されている、持ち運びスピーカーとして人気の「SoundLink」のラインに、新たな仲間が加わりました。「Bose SoundLink Home Bluetooth Speaker」と、「Bose SoundLink Flex Portable Speaker (第2世代)」の2機種です。
SoundLink Home: デザインはいいけど機能性で疑問
名前の通り、家庭用のSoundLink Homeと、持ち運びに適したSoundLink Flex。Homeの価格は219ドル(約3万2000円)で、米国では、ライトシルバーとクールグレーの2色展開、中国では茶系のオプションも選べます。デザインはシックでおしゃれ。
フル充電で9時間の再生が可能。ただ、ソニーの最新のスピーカー、ULT FIELD 1は129ドル(約1万9000円)の価格ながら12時間再生可能なバッテリーを搭載していることを考えると、特筆すべき特徴とは言い難そうです。
屋外用スピーカーであるULT FIELD 1は、当然バッテリー性能が肝になります。ただ、家の中であっても電源につながない時間は長ければ長いほどいいでしょう。SoundLink Homeは完全充電まで4時間かかるのも、少し長いと感じます。
最大2台のデバイスを接続でき、USB Type-Cケーブルを介した有線接続オプションも備えています。また、JBL Go 4やClip 5のように、2台のSoundLink Homeスピーカーをペアリングして、ステレオモードで楽しむことも可能です。2つのスピーカーが、左右のステレオチャンネルとして機能してくれます。
ただ、接続された2台のスピーカーから、左右のチャンネルに割り当てられることなく音を流せる、パーティーモードに対応していないのが残念なところ。
また、SoundLink Homeは、Bose Connectアプリに接続してEQ(イコライザー)をその場で調整することには未対応。家庭内向けスピーカーであるため、防塵・防水機能を備えていないことも注意です。
SoundLink Flex: アウトドアの頼れる相棒
一方、今回登場したもう1つの機種、第2世代のSoundLink Flexは、防塵・防水・耐衝撃・耐錆機能を備え、12時間持続する強力なバッテリーを持ち、パーティーモードとステレオモード、BOSEアプリで調整可能なEQを備えたポータブルスピーカーです。
価格は149ドル(日本販売価格:1万9800円)で、スピーカーの位置(吊るす、立てる、横にするなど)を自動で検出し、リアルタイムで音を調整するという高度な機能、PositionIQ技術も備わっています。Homeよりも華やかさに欠けるデザインではありますが、アウトドアには頼れる相棒になりそうです。