鈴木大地

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 日本バレーボール協会の川合俊一会長と、前スポーツ庁長官で日本水泳連盟の鈴木大地会長が2日、フジテレビ系「ぽかぽか」(月〜金曜・午前11時50分)に生出演した。

 “夜の街”で培った人脈もフル活用してバレーボール界を盛り上げている川合氏は、一度はスポーツ庁長官になってみたいかという質問に「△」と回答。「バレーがヤバイと思って、めんどくさいなと思いながら、やらなきゃいけないと思ってやった。スポーツ庁もやらなきゃいけなくなって、周りからやって、と言われたらやるかも」と話した。すると、鈴木氏がすかさず「無理です」と止めた。「なぜなら、一般の人と、飲んだりしたらいけないんですよ」と理由を説明すると、川合氏も納得した。

 スポーツ庁長官には国家公務員の倫理規定が適用されるため、利益相反が疑われる行為はNG。ゴルフも「グリーン上で密談すると疑われるからダメ」だという。「けっこう厳しいんで、川合さんには無理だと思います」と説明した。

 鈴木氏はスポーツ庁長官就任時に「俺がお前を長官にしてやったんだ、みたいな人が20人くらいいた」とポロリ。「言っちゃったな、これ…ヤバイ。ここだけの話にしてください」と焦っていた。さらに、ソウル五輪で金メダルを獲得した直後のインタビューで「そうっすね」「後にしてもらえます?」などと塩対応する様子が流されると、頭を抱えたのち「本当に申し訳なかったです。いま考えると、あれはないですね」と謝っていた。

 1988年のソウル五輪競泳男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得した鈴木氏は、2013年に史上最年少の46歳で日本水泳連盟会長に就任。15年に初代スポーツ庁長官に任命され20年9月まで務めた。