兄弟役の池松壮亮(左)と肩を組み笑顔をみせる仲野太賀 

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 NHKは2日、東京・渋谷の同局で2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の追加キャストの発表会見を行った。主演の仲野太賀演じる豊臣秀長の兄で、天下統一を果たす戦国武将・豊臣秀吉役は俳優の池松壮亮が演じる。

 ドラマは「天下一の補佐役」と言われ、兄との強い絆で天下統一を成し遂げた秀長の目線から戦国時代を描くストーリー。10代から旧知の仲で知られる2人。互いの共通点について尋ねられると、仲野は「ともにサル顔といいますか…」と、「サル」というあだ名で呼ばれた史実が残っている秀吉に引っかけてコメント。「ただ背格好とか見た目もそうなんですけど、それ以上に僕自身、池松さんには本当に尊敬の念がありまして、自分としても心の兄と思っているような方。そういう池松さんと大河ドラマをやれることは、ものすごく気合いが入っています」と語った。

 池松も「遠目から見ると似てるのかな。サルが2匹いると思っていただければ」とコメント。「本当に16歳ぐらいから知っているので、なんかこうちょっともう親戚のような存在。まさかこうして兄弟役を演じることになるとは思ってませんでしたし、周りからも『ブラザーズ』みたいなところで言われてきたところもある。僕自身も一番、仲野太賀に何かあったらいろんな話をしてきた相手です」と語った。

 制作統括の松川博敬氏は、池松の秀吉役へのキャスティングについて「やっぱりシュッとした男前にやってもらったら噓(うそ)だなと思ってたっていうのがあって…。信長が『サル』と心から言える人じゃないといけないな、というのと、おふたりのサイズ感とかっていうのも条件だった」と説明。「何よりおふたりのコンビネーションがどうしてもこのドラマに大事なので、何よりもそこを重視したいと思いました」と語った。