NHKは2日、東京・渋谷の同局で2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の追加キャストの発表会見を行った。主演の仲野太賀演じる豊臣秀長の兄で、天下統一を果たす豊臣秀吉役は俳優の池松壮亮が演じる。

 八津弘幸氏が脚本を手がける「豊臣兄弟!」は、戦国の乱世で天下統一を成し遂げた武将・豊臣秀吉を支え「天下一の補佐役」と呼ばれた秀長の生涯を描く。秀長の幼なじみで初恋の相手・直を永野芽郁が、秀長の妻・慶(ちか)を吉岡里帆が、秀吉の妻・寧々は浜辺美波が演じる。

 仲野とは旧知の仲で、友人でもある池松は「10代のころから俳優の仕事やものづくりについて、互いの人生について対話を繰り返してきました」という。「みなさまと同じように、太賀が大河ドラマに主演すること前回の発表会のニュースで知りまして、本当に心からうれしかった。そうこうしていると、次の日に(秀吉役のオファーの)ご連絡いただきまして、まさか自分が演じるなんて想像していなかったので、あまりにも驚いて固まってしまいました」と振り返った。

 永野は「小一郎(秀長の幼名)が初恋できるように、魅力ある女性を演じられたら」、吉岡は「私が初めての夫婦役を演じたのが太賀くんで、そのときは仲の悪い夫婦で…。今度こそ一緒に戦って支えることができて、夫婦っていいなと思ってもらえるような夫婦像を演じられたら」と語った。浜辺は「最後まで責任感を持って務め上げたい」と語った。

 豪華な共演陣について、仲野は「本当にキャストの方々が決まった報告を聞く度に、こんなに頼もしいことはないと思いました。背筋が伸びる思いです。1年半、長い撮影にはなりますが、これだけすてきな俳優さんが集まってくださって何の不安もない、撮影が楽しみで仕方ありません」と語った。