中国戦で1ゴール・2アシストを決めた伊東。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 2024年9月5日、北中米ワールドカップのアジア最終予選で日本が中国に7-0と大勝。本大会出場に向けて、最高のスタートを切った。

 中国戦でとりわけ盛り上がったのは、77分。途中出場の伊東純也が久保建英のチャンスメイクからゴールを決めたシーンだ。

 強く印象に残っているが、ゴール直後にファン・サポーターに向かって伊東が一礼した場面だ。試合後の囲み取材で「一礼の意図」について訊かれた伊東は「自然に出ました」と回答している。

「ありがとうございますと。今日の声援に対してというか、意図的というよりも自然に出ました」
 
 苦しい時も応援してくれた人たちに感謝の気持ちを示したかったのだろう。中国戦に臨むにあたり、予想以上の声援をもらったことは「本当に嬉しかった」(伊東)。

「応援してくれる人のほうが多いと思うので、それに応えるだけです」

 悔しい時間もあったという伊東がそれをパワーに変えて、次のバーレーン戦でもゴールを奪えるか。躍動に期待したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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