スペイン有名俳優が死去、41歳 海岸で倒れ心肺停止 演劇界からお悔やみの声多数
俳優のフリアン・オルテガさんが死去した。41歳だった。スペイン発のネットフリックスドラマ『エリート』や映画『ボーダーライン』などで知られるフリアンさんが、25日の現地時間午後5時30分頃、スペイン南部カディスの海岸で倒れ心停止に陥ったと地元紙が報じている。
救急隊員が30分間蘇生を試みたものの、現場で死亡が確認されたという。
スペイン俳優女優組合もフリアンさんの死去を明らかにしており「俳優女優組合より、彼のご家族とご友人に深い哀悼の意を表します。安らかに眠ってください」と追悼文を発表している。
スペイン随一のエリート私立高校に編入した労働者階級の学生3人と富裕層の生徒たちとの間で衝突が起こり、それが悲劇へと発展してゆく姿を描いたティーン向けドラマ『エリート』シーズン1の6エピソードで、フリアンさんはレストラン「ラ・カバナ」の支配人を演じた。同ドラマは7月に終了するまで8シーズンにわたって放送された。
マドリードの王立演劇学校を卒業後俳優の道を歩んだフリアンさんはまた、『ケーブル・ガールズ』や『カロンテ』といったドラマや、最近ではスペインのソープオペラ『4エストレラス』に出演していた。
フリアンさんの訃報を受けてスペインの演劇界から多くのお悔みの言葉が寄せられており、女優のヘレナ・ランザは「ジュリアン、あなたのことをずっと忘れません。共感力があり、親切で、寛大で、知的で、才能にあふれた存在」「彼のステージを見るのがどんなに楽しく、彼と計画を共有するのがどんなに好きだったか。どれだけたくさん一緒に話し、どれだけたくさん笑ったことか」と故人を偲んでいる。
(BANG Media International/よろず~ニュース)