保存食・飲料水を「十分に備えている」人は5%未満! - 防災対策に必要なものとは
中部電力ミライズは、防災の日(9月1日)に向けて、全国の20~70代男女1000名を対象に、防災に関するアンケート調査をインターネット上で実施した。調査期間は2024年7月2日~5日で、調査機関はネオマーケティングであった。なお、グラフの構成比は小数点以下第2位で四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があるとのこと。
防災への意識が以前と比べて高まっているかを聞いたところ、約6割の人が「意識は高まっている」と回答した。さらに、住んでいる自治体の防災における意識・取り組みに関する質問では、半数以上が高まっていると回答し、回答者自身の意識と近しい結果となった。意識が「低くなっている」と回答した人はわずかであり、災害に対する何かしらの備えが必要であると考える人が多いことがわかった。
日本国内において、2021年からの直近3年で震度4以上の地震があったのは計213回、2018年から前の3年間では計158回であった。地震の発生数が増えていることが、防災意識に高まりに大きく影響していると考えられるという。
※「非常に高まっている」「高まっている」「やや高まっている」と回答した人の割合を合算
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄の8地域で比較すると、最も意識が高まっていたのは中部地方(新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県)であった。中部地方は比較的水害が多く、年始の能登半島地震の発生に加え、静岡県、愛知県、三重県などはこれから起こる可能性が高いとされる南海トラフ地震で甚大な被害が出るといわれており、中部地方に住む人の意識の高まりと関係していると考えられるとのこと。2位の「九州・沖縄」も地震や台風などの被害を受けやすい傾向にあり、3位の東北も震災の影響を受けているといえるという。
また、8地域の過去3年間における震度4以上の地震発生数が最も多かったのは、能登半島を含む「中部(90回)」、続いて「東北(37回)」、「九州・沖縄(30回)」、「関東(26回)」であった。防災意識の高まりは、地震の発生頻度とかなり密接な関係があると予想できるという。
さらに、被災経験がある人に対して、持っていてよかったものや持っていれば良かったと後悔したものについて聞いたところ、食料や水、燃料、バッテリーなどの回答があった。「モバイルバッテリーやカセットコンロ、クッキーなどの非常食は助かった」(岩手県・44歳男性)「サンダル。持っていたが、自宅内で使うという発想がなかった。食器が落下して大量に割れ、真夜中だったので怪我が怖かった」(北海道・40歳男性)「現金。停電でATMが使えなかったから」(宮城県・43歳女性)などのコメントが寄せられた。
保存食・飲料水の備えについて聞いたところ、「全く備えていない(15.2%)」「ほとんど備えていない(24.1%)」と回答した人は合わせて約4割であった。防災への意識が高まっている一方で、保存食・飲料水を「十分に備えている」と回答した人はわずか4.5%であった。
保存食・飲料水を備えていない人を対象に、その理由について聞いたところ、最も多かったのは「保管場所がない(29.7%)」といった物理的な理由であった。「何を備えればいいのかわからない(23.6%)」と保存食に対する知識不足を理由にする人や、使用するのかわからないのに購入して賞味期限がきれてしまうのが「もったいない(19.6%)」と回答した人も一定数いることがわかった。
防災用として思い浮かぶ保存食を聞いたところ、1位は「乾パン(31.3%)」で、2位以下はアウトドアや日常でも食べる機会が多い「カップ麺・乾麺(17.4%)」「レトルト食品(12.4%)」という結果となった。
また、おいしそうだと思う防災用保存食について聞いたところ、1位はカレー、スープ、おかゆ等の「レトルト食品(25.3%)」、2位「カップ麺・乾麺(21.7%)」、3位「缶詰(7.6%)」という結果となった。
「ローリングストック」…保存食の賞味期限が近づいたものから消費し、消費した分を補充することで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つ方法のこと
「ローリングストック」について知っているかを聞いたところ、「まったく知らない(54.5%)」と回答した人は全体の半数以上であった。また、「言葉・意味ともに知っている(27.3%)」と回答した人は3割程度であった。さらに、意味まで知っている人と知らない人について、保存食・飲料水の備蓄状況を比べたところ、ローリングストックを知っている人の方が、保存食・飲料水を備えているということがわかった。
防災への意識が以前と比べて高まっているかを聞いたところ、約6割の人が「意識は高まっている」と回答した。さらに、住んでいる自治体の防災における意識・取り組みに関する質問では、半数以上が高まっていると回答し、回答者自身の意識と近しい結果となった。意識が「低くなっている」と回答した人はわずかであり、災害に対する何かしらの備えが必要であると考える人が多いことがわかった。
※「非常に高まっている」「高まっている」「やや高まっている」と回答した人の割合を合算
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄の8地域で比較すると、最も意識が高まっていたのは中部地方(新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県)であった。中部地方は比較的水害が多く、年始の能登半島地震の発生に加え、静岡県、愛知県、三重県などはこれから起こる可能性が高いとされる南海トラフ地震で甚大な被害が出るといわれており、中部地方に住む人の意識の高まりと関係していると考えられるとのこと。2位の「九州・沖縄」も地震や台風などの被害を受けやすい傾向にあり、3位の東北も震災の影響を受けているといえるという。
また、8地域の過去3年間における震度4以上の地震発生数が最も多かったのは、能登半島を含む「中部(90回)」、続いて「東北(37回)」、「九州・沖縄(30回)」、「関東(26回)」であった。防災意識の高まりは、地震の発生頻度とかなり密接な関係があると予想できるという。
さらに、被災経験がある人に対して、持っていてよかったものや持っていれば良かったと後悔したものについて聞いたところ、食料や水、燃料、バッテリーなどの回答があった。「モバイルバッテリーやカセットコンロ、クッキーなどの非常食は助かった」(岩手県・44歳男性)「サンダル。持っていたが、自宅内で使うという発想がなかった。食器が落下して大量に割れ、真夜中だったので怪我が怖かった」(北海道・40歳男性)「現金。停電でATMが使えなかったから」(宮城県・43歳女性)などのコメントが寄せられた。
保存食・飲料水の備えについて聞いたところ、「全く備えていない(15.2%)」「ほとんど備えていない(24.1%)」と回答した人は合わせて約4割であった。防災への意識が高まっている一方で、保存食・飲料水を「十分に備えている」と回答した人はわずか4.5%であった。
保存食・飲料水を備えていない人を対象に、その理由について聞いたところ、最も多かったのは「保管場所がない(29.7%)」といった物理的な理由であった。「何を備えればいいのかわからない(23.6%)」と保存食に対する知識不足を理由にする人や、使用するのかわからないのに購入して賞味期限がきれてしまうのが「もったいない(19.6%)」と回答した人も一定数いることがわかった。
防災用として思い浮かぶ保存食を聞いたところ、1位は「乾パン(31.3%)」で、2位以下はアウトドアや日常でも食べる機会が多い「カップ麺・乾麺(17.4%)」「レトルト食品(12.4%)」という結果となった。
また、おいしそうだと思う防災用保存食について聞いたところ、1位はカレー、スープ、おかゆ等の「レトルト食品(25.3%)」、2位「カップ麺・乾麺(21.7%)」、3位「缶詰(7.6%)」という結果となった。
「ローリングストック」…保存食の賞味期限が近づいたものから消費し、消費した分を補充することで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つ方法のこと
「ローリングストック」について知っているかを聞いたところ、「まったく知らない(54.5%)」と回答した人は全体の半数以上であった。また、「言葉・意味ともに知っている(27.3%)」と回答した人は3割程度であった。さらに、意味まで知っている人と知らない人について、保存食・飲料水の備蓄状況を比べたところ、ローリングストックを知っている人の方が、保存食・飲料水を備えているということがわかった。