Apple Watchには「Keynote」アプリのアイコンがあります。Keynoteといえば、MacやiPhoneに標準で入っているプレゼンテーション用のアプリ。しかし、Apple WatchのKeynoteはただタップしても何も起きません。一体どのように使うのでしょうか?

○Apple Watch版Keynoteとは?

Keynoteとは、スライド資料の編集と表示を目的としたアプリです。いわゆるMicrosoft PowerPointのApple版のようなもので、Macだけでなく、iPad・iPhoneにも搭載されています。どのデバイスでも編集やスライドショーの再生が可能です。

Keynoteの機能について詳しくはAppleのWebサイトで紹介されています。

Mac、iPad、iPhoneに搭載されている「Keynote」。スライド資料の編集・表示のためのアプリで、動画やアニメーションに強いことが特徴。チームの共同作業のための機能も充実しています

そのKeynoteがApple Watchにも搭載されているのですが、Apple Watch上ではスライドの編集や再生はできません。これは、ペアリングされたiPhoneでスライドを再生する際の“リモコン”として使用する目的のアプリです。

○Apple Watch版Keynoteでスライドを操作する方法

Apple WatchのKeynoteを使うと、ペアリングされたiPhone上で表示中されているKeynoteのスライドを次のページへ進めることができます。

iPhoneでKeynoteを開き、ケーブルや AppleTVを使ってスクリーンに接続ます。この状態でApple Watchの「Keynote」を開きます。Apple Watchの再生ボタンをタップすると、iPhone側でスライドショーが開始されます

青のボタンをタップするとスライドが次のページへ進みます。これならプレゼンをしながらノールックでスライドを進める操作ができます

スライドを前に戻したい時や、スライドショーを終了させたい時は、Apple Watchの画面を長押しします。

Apple Watchの画面を長押しすると[戻る]と[スライドショーを終了]のボタンが表示されます。[スライドショーを終了]をタップすると終了。[戻る]をタップすると、[次へ]と[戻る]の2ボタン表示に変わります

笠井美史乃 かさいよしの アプリ、サービス、マーケティングなど、IT・ビジネス分野で取材・執筆・編集を行う。マイナビニュースでは2013年開始の連載「iPhone 基本の『き』」をはじめ、iPhone・iPad・Apple WatchなどAppleデバイスのハウツーやレビューを担当。雑誌「Web Designing」「Mac Fan」、その他企業オウンドメディアなどで執筆中。 この著者の記事一覧はこちら