【日本ハム】現在2位キープ!今季勢いに乗るチームを象徴する「脅威の勝率データ」とは

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新庄監督のたくみな采配も注目されている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 パ・リーグ2位の日本ハムは5月3日から敵地・京セラドームでオリックスとの3連戦を戦う。

 現在25試合を戦い、14勝10敗1分け。ここまで引き分けを挟み5連勝もマークするなど、2年連続最下位からの逆襲へ順調なスタートダッシュを決めている。

【動画】左腕、山崎は4月30日の西武戦で7年ぶりの完投勝利を達成

 好調の要因は様々挙げられるが、中でも特筆すべきはカード頭の成績だ。

 ここまで10カードを戦いカード頭の成績は9勝1敗。逆に負けたのは1試合のみと驚異的とも言える数字を残している。

 カード頭を取ることのメリットは「チームが乗っていける」「相手チームにプレッシャーをかけられる」「起用がスムーズに進む」など様々な要因があるとされ、各球団、重視しているポイント。チームの好調な要因の一つにカード頭の勝ち星が影響していることは間違いなさそうだ。

 具体的には3月29日のロッテとの開幕戦に登板した右のエース・伊藤大海、火曜日からのゲームは今季から新戦力として加入した左腕、山粼福也が基本的に任されており、伊藤がここまで5試合に登板し無傷の3勝0敗、防御率1・41、山粼が同じく5試合に登板し、3勝1敗、防御率2・10と安定したピッチングを披露していることが大きい。山崎は4月30日の西武戦でも9回を97球3安打1失点と完璧な投球でゲームの主導権を握った。

 チームの流れを左右するカード初戦をほぼ取れていることで、間違いなくチームにとっても良い流れを呼び込むことにつながっている。

 そして再びカード頭となる3日の試合で大事な先発を任されるのはサブマリン右腕の鈴木健矢となる。25日の楽天戦(楽天モバイル)では今季初の先発マウンドに立ったが、初回、先頭の小郷裕哉に初球の128キロ直球を右中間席へ運ばれ、先制を許すと続く村林一輝、浅村栄斗に連打を浴びて更に1点を失った。立ち上がりにつかまったのが痛かったが、その後は立ち直り、4回2失点で降板。リベンジの機会となる。

 現在首位ソフトバンクとは3.5ゲーム差。大事なカード頭の連勝記録を続け、快進撃を続けたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]