ド派手な斬新グリル採用の「日産 コンパクトSUV」発見! 跳ね上げドアのスポーティ仕様「VISION JUKE」 注目はボンネット裏?

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 日産のコンパクトSUVと言えば、いまは「キックス」の名があがります。
 
 しかし日本にコンパクトSUVブームを起こしたのは、現在日本で販売されていない「ジューク」です。そんなジュークをド派手に仕立てたクルマが存在しました。

東京オートサロン2020でお披露目された「VISION JUKE」(画像提供:日産京都自動車大学校)

 日産京都自動車大学校(以下京都校)の敷地内には過去に学生達が手掛けたカスタムカーが保管されています。

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 そのひとつに「VISION JUKE」というモデルがあります。

 京都校では2017年4月にカスタマイズ科を開設。自由な発想からボディデザインを具現化し、車両を製作することに取り組んいます。

 カスタマイズ科では東京オートサロンや大阪オートメッセに向けて学生達が日産車をベースとしたカスタムカーを製作してきました。

 2024年では新型「エルグランド」を連想させる「エルグランドグラシア」が大きな話題となった京都校のカスタムカーですが、過去にも様々なモデルが存在します。

 そのひとつがVISION JUKEです。

 これは上海モーターショー2015に「インフィニティ」が発表した「ビジョンGT」の姿をジュークに落とし込んだカスタムカー。

「僕らのこだわりは見るものを魅了する」というコンセプトのもとに40代から50代のお父さん世代が心躍る「カッコいいクルマに乗ってほしい」という想いを形にしています。

 見た目は大きく迫り出したフロントグリルやフェンダーの存在感に目を引かれます。これらは学生達がFRPを使って制作したものです。

 また従来はヒンジ式ドアですが、このVISION JUKEではシザーズドアを採用することで、開いている際にはまるで鳥が羽ばたく瞬間のようです。

 足回りにはタイヤにミシュラン「PILOT SPORT4S(225/40ZR19)」とホイールにウエッズ「LEONIS(19インチ)」を組み合わせることでスポーティな印象に。

 サスペンションにはエアフォースジャパンのエアーサスペンションキットを装着しています。

 このような特徴を持つVISION JUKEについて、当時の担当者は次のように語っています。

「VISION JUKEのイメージはプレイステーション『グランツーリスモ』に登場する『ビジョンGT』をオマージュすることを共に決定しました。

 エアサスだけで予算の1/4を使うために車両選択は予算がかからない整備科で使用しないジュークを使いことにしました」

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 このVISION JUKEは現在でも京都校の敷地内にひっそりと置かれています。

 いまでもそのインパクトは絶大なこともあり、何らかのイベントで見れる機会があれば注目されること間違いないでしょう。