「はしか」国内で感染相次ぐ 死亡するケースも… 「ワクチン接種が唯一の防御」注意すべきポイント
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国内では2月以降、東京や大阪、奈良などで海外からの帰国者を中心に「はしか」の感染が確認されています。子どもの重症化も懸念されるなか、注意すべきポイントを聞きました。
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「はしか」は高熱や発疹のほか、脳炎を発症し、死亡するケースもあります。また、ウイルスの潜伏期間が2週間程度と長く、非常に強い感染力や空気感染にも注意が必要です。
(県感染症対策課・池邉淑子課長)「すれ違っただけでかかるとか、病院の待合室で一緒になった人が発症する。海外から帰ってからの体調管理には十分注意が必要です。熱が続くなどいつもと違う、すごく体のだるさがあるとか、ちょっと違う症状があれば早めに検査して、そのときには海外から帰ってきたとか、職場で海外から帰ってきた人がいるということを申告してほしい」
はしかに対する有効な予防法は2度のワクチン接種です。大分県内ではコロナ禍をきっかけに接種率が低迷していて、2022年度は1歳児が全国41位、小学校就学前が39位に留まっています。
(県感染症対策課・池邉淑子課長)「よくわからない状態であればワクチンを打っておく。ワクチンを必ず打ってから海外に行くと自分も守れるし、帰ってきてからも周りの人を守れるのでワクチン接種が唯一の防御」
県は子どもの接種率向上に加えて、海外に渡航する大人も抗体検査やワクチンを検討するよう呼びかけています。