長妻怜央×川津明日香

長妻怜央（7ORDER）と川津明日香が、TOKYO MXドラマニア！『Sugar Sugar Honey』に（毎週月曜22時から放送中）に出演しW主演を務める。女たらしと噂のイケメンパティシエ・梶佑輔を長妻怜央、恋愛経験ゼロの元アスリート・佐原瑞月を川津明日香が演じる。原作は、電子書籍配信サイト「コミックシーモア」で累計900万DLを突破した、 鈴木有布子氏によるオリジナルコミックで、イケメン天才パティシエ×スイーツ好き元ランナーが繰り広げる“ピュア甘”ラブストーリー。インタビューではお互いの印象から、本作の見どころ、撮影の裏側に迫った。【取材・撮影＝村上順一】撮影後半あたりからは無視されるようになって（笑）――お２人が初めて会った時の印象は？川津明日香

初めてお会いしたのは衣装合わせの時でした。衣装合わせの場は割と“しん”としがちではあるんですけど、長妻さんは盛り上げ隊長で、撮影中もずっと元気で賑やかですごいなと思いました。私は淡々とやるよりも和気あいあいな現場の方がやりやすいので嬉しかったです。長妻怜央

川津さんは一生懸念ですごく真面目な方というのが最初の印象で、それに加えて体がすごく細いと思いました。川津明日香

細いってどういうこと（笑）。長妻怜央

僕の役の職業がパティシエで川津さんにお菓子を試食してもらうシーンがたくさんあって、ちょっとふっくらしてきてもおかしくないぐらいの量のお菓子を食べられていましたが、最後まで細かったです（笑）。また最初は僕の言っていることに全部反応していただいていましたが、撮影後半あたりからだんだん無視されるようになって（笑）。僕は無視されてからが本領発揮で、「あっ無視してるな」と思いながらも話させていただきました。川津明日香

あはは（笑）。スタッフさんも和気あいあいとしていたので、みんなで長妻さんをいじったり、誰かしらがツッコむだろうと思って、ちょっとスルーしてみたり（笑）。――楽しそうな現場ですね。さて、川津さんが思う佐原瑞月の魅力と、ご自身と重ねて近いところ、ここは違うといったところはありますか。川津明日香

瑞月の魅力はマラソンを一途に続けているところです。そして、梶への想いもまっすぐなところが魅力だなと思いました。そして、近いところは甘いものが好きなところです。ですので、撮影期間はご褒美だなと思いながら過ごしていました。自分と違う部分と感じているところは、瑞月は挫折を経験していてちょっと後ろ向きな部分もあるのですが、私はメンタルが強い方なのでそこは違いました。――川津さん、走るのは得意ですか？川津明日香

走るのは割と得意な方なので良かったなと思ったのですが、フォームを綺麗に見せるために、市丸かなみ役の三原羽衣さんと２人で練習しました。――長妻さんが思う梶佑輔の魅力、自分と近いところ、違うと感じたところはありましたか。長妻怜央

梶は寡黙なところ、僕は全部言っちゃうタイプなんで、黙々と頑張るところが魅力で、梶と僕が近いところは...ないかもしれない（笑）。あるとしたら僕も仕事のことになると周りが見えなくなってしまうところかな。ご飯を食べなかったり、お風呂に入らなかったり、仕事に対しての気持ちは近いかもしれないです。また梶は女の子に冷たくしてしまう一面もあるのですが、僕は男女問わず楽しくお話ししたいタイプなので、そこは違うところです。――撮影でキュンとしたシーンは？川津明日香

基本距離が近いことが多いので、常にキュンキュンしながら撮影していましたが、２人でのベランダのシーンはザ・カップルといった雰囲気だったので、特にキュンキュンしました。――長妻さんは？長妻怜央

お散歩デート、マラソンデートのシーンです。カップルでマラソンデート、というのはあまりないことなので新鮮でした。瑞月はマラソンの元プロ。それに対して梶はパティシエなのであまり体力がないんです。一緒に走って梶がへばってしまい、瑞月に手を引っ張ってもらうシーンはキュンとしました。セッションをしているような感覚があった――エンディング主題歌「aigre-doux」は長妻さんと安井謙太郎（7ORDER）さんとのユニット曲ですが、どんな曲になりましたか。長妻怜央

ドラマ『その結婚、正気ですか？』のときは自分で作って歌わせていただいたのですが、今回は作詞と作曲を他の方にお願いして作っていただきました。楽曲、トラックメイクは、TAARさんという方にお願いさせていただきました。事前に打ち合わせもして、作品に寄り添いながらも、自分たちと全然関係なくなってしまってもエンディング主題歌としてちょっと良くないよねといったお話をして、長妻と安井の二人の関係性を織り混ぜた曲にしたいという中でできたのが「aigre-doux」です。――「aigre-doux」にはどのような意味があるのでしょうか。長妻怜央

タイトルにはフランス料理の基本の味付けである甘いと酸っぱいをかけあわせた“甘酸っぱい”という意味があるのですが、パティシエだったり、そういう方々が心に置いている言葉のようで、意味を知ったときに二面性を表していて素敵な言葉だなと思いました。――川津さんは曲を聴いていかがでした？川津明日香

音楽もすごく素敵でしたけど、安井さんとのユニット曲ということで、そういうのもできる関係値のグループってすごく素敵だなと思いました。『しゅがはに』自体が甘くてピュアなお話なので、楽曲もそういうイメージの音楽なのかなと思っていたのですが、想像していたよりも大人っぽくて、落ち着いた曲で耳心地が良い曲だなと思いました。――音楽を聴いて励まされたり、元気になれたり、といろいろな効果があると思います。お２人の活動のモチベーションに繋がっている曲はありますか。長妻怜央

僕はUruさんの歌です。「それを愛と呼ぶなら」という曲があるのですが、仕事に行く前とかに聴いています。すごくUruさんの歌声が素敵なので心を落ち着かせて、仕事に臨むことができるんです。他にも槇原敬之さん、平井堅さんも好きでよく聴いています。――川津さんはいかがですか。川津明日香

「今日、頑張るぞ！」という日はウルフルズさんの曲を聴きます。また、星野源さん、中村佳穂さんも好きです。中村佳穂さんは力強いけど聴き疲れしない音楽で、時間を選ばずに聴けるので、昼夜関係なくよく聴いています。――さて、今回の撮影を通して発見したこと、気付いたことはありましたか。長妻怜央

僕はセリフをあえてちょっと緩めに覚えるみたいなことをやっていました。あまり決め込まずにその場で話して本番でやってみる、ということに挑戦しました。このセリフはこういう気持ちで言おうなど、言い方をあらかじめ決めていたときもあったのですが、今回は逆にさらっと流れだけ覚えてやってみたら、監督や川津さんとセッションをしているような感覚がありました。コード進行だけが決まっているみたいなジャズ的な感じです。川津明日香

私も同じことをしていました。全部ガチガチに覚えた方が楽な部分もあるのですが、自由がきかなくなってしまうこともあります。そうすると監督に言われたことにすぐ対応できない、といったところもでてくるので、それを防ぐために、かろうじてセリフを覚えているくらいの方が良いときもあるなと思いました。――最後にお２人が思う本作の見どころは？川津明日香

瑞月と梶は仕事が大事という共通認識はあるんですけど、性格についてはけっこう真逆なところがあります。瑞月もちょっとネガティブで警戒心が強い、梶は一見チャラいように見えるけど、実際はそういうわけでもなくて、自分の中に信念があるというのがわかってきます。２人の関係性が縮まる瞬間があるので、そこが見どころかなと思います。また美味しいスイーツがたくさん出てくるのですが、スタッフさん達がスイーツをキラキラ輝いて見えるように工夫しながら撮っていたので、そこにも注目して観ていただけたらと思います。長妻怜央

このドラマは納豆、オクラ、マグロが共存しているばくだん丼に似ているなと思いました。それは一見接点のないパティシエの梶と元マラソンランナーで今はベルスタッフの瑞月の関係性と重なりました。性格も噛み合うところもあれば、噛み合わない部分もあるのですが、そこを２人で補い合って一つの魅力的なものになっていく過程がドラマの見どころだと思うので、ぜひ楽しんでもらえたら嬉しいです。（おわり）番組情報【タイトル】Sugar Sugar Honey【放送日時】2月5日（月）放送スタート毎週月曜よる10時（TOKYO MX1）毎週月曜深夜1時（テレビ大阪）【出演】長妻怜央（7ORDER） 川津明日香三原羽衣 駒井蓮 福岡聖菜（AKB48） 田村心 押田岳 星野奈緒 / 市川知宏

ほか【オープニング主題歌】all at once「Dolce」（B ZONE）【エンディング主題歌】長妻怜央 & 安井謙太郎 from 7ORDER「aigre-doux」（NIPPON COLUMBIA CO., LTD.）【原作】鈴木有布子「Sugar Sugar Honey」（ソルマーレ編集部）【監督】加藤綾佳大神田リキ（4〜5話）、山口雄也（6話）【脚本】高橋幹子【音楽】宝野聡史【制作プロダクション】ダブ【製作著作】TOKYO MX【配信情報】▼オンライン動画配信サービス「Hulu」にて最新話まで全話見放題独占配信▼民放公式テレビ配信サービス「TVer」にて2週間無料見逃し配信▼スマホアプリ／Webサイト「エムキャス」にて全国無料でリアルタイム配信