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賞レースのシーズンは、ノミネートされている俳優陣はもちろんのこと、レジェンド俳優の現在も垣間見ることができる、ファンにはたまらないひと時だ。現地時間2024年2月18日に開催された2024年英国アカデミー映画賞(通称BAFTA)では、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのマイケル・J・フォックスが作品のプレゼンターとして登場。会場の熱狂は、英BBCの公式で見ることができる。

授業式の司会を務めるデイヴィッド・テナントが「今日は本物の映画のレジェンドがいます。1980年代に映画スターとなり、彼の慈善団体は2兆ドル以上もの金額を集めてきました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ・マクフライ、マイケル・J・フォックスです!」と熱く呼びかけると、車椅子に乗ってステージに現れたフォックス。会場は声援と拍手喝采に包まれ、バリー・コーガン、ロバート・ダウニー・Jr.、ライアン・ゴズリングらも羨望の眼差しでフォックスを歓迎している。車椅子から立ち上がったフォックスは少し照れくさそうに、微笑みながらスピーチを切り出した。

「今夜、このカテゴリーには5つの作品がノミネートされていて、5つの作品全てに共通することがあります。私たちが行っていることの最高のものだということです。あなたが何者であるか、どこ出身であるかに関わらず、これらの作品は私たちを団結させてくれます。映画は魔法だという理由がここにあるのです。だって映画はあなたの一日を変えるし、あなたの未来も変えるし、時にはあなたの人生だって変えることができるのですから。」

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)で一躍スターとなり、トリロジーを成功に導いたが、現在も闘病を続けるパーキンソン病を1991年から患っているフォックス。発症以降数年は病気を隠していたが、公表するに至った経緯がApple TV+にて配信中のドキュメンタリー作品『STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー』でもいる。自身が設立した「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」を通じて、パーキンソン病の研究に向けた資金提供と、パーキンソン病患者のための改善された治療法の開発にも尽力し、活動家としての功績も大きい。

また、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの共演者であり盟友のクリストファー・ロイドと2022年にニューヨーク・コミコンでするほか、ミュージカル版のレッドカーペットにるなど、スター俳優の存在感は今も健在だ。

2025年4月からは劇団四季によるミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が日本でも上映されることから、映画シリーズの輝きもまた更に語り継がれることとなるだろう。

ちなみに授業式にてフォックスに会えて歓喜していたのが元プロサッカー選手のデヴィッド・ベッカム。に「マイケル・J・フォックスに会えたなんて信じられません」と歓喜のキャプションを添えて、ツーショットを披露している。

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