大谷翔平【写真:ロイター】

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有力選手をかっさらうドジャース

 米大リーグのドジャースは大谷翔平投手に続き、山本由伸投手が契約に合意したと複数の米メディアが報じている。すでにレイズのエース格だったグラスノーの獲得も決まっており、3投手合わせて総額11億6000万ドル(約1650億円)を投じたとも言われる異次元の大補強。有力選手をかっさらい、他球団ファンからのブーイングが起きているが、米国の人気司会者は自身の息子が大谷に受けた神対応を明かし、「彼のことは嫌いになれないんだ」と人柄にすっかり惚れ込んでいる。

 米ストリーミングサービス「Rokuチャンネル」の人気番組「ザ・リッチ・エイゼン・ショー」では、ドジャースの大補強が話題に。司会者のエイゼン氏は「1つの球団がお金を持っていて、全員を獲得するのは野球にとっていいことなの? もしくは誰もがドジャースを応援しなくなるから、野球にとっていいことなの?」と問題提起。すると、共同ホストのクリス・ブロックマン氏は「みんなが敵対する悪役が必要だから、スポーツにとっていいことだ」と“ヒール役”として歓迎した。

 エイゼン氏は争奪戦に参戦しながら敗れたとされるジャイアンツ、ヤンキース、メッツたちのファンが激怒していると紹介し、「ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、ロバーツ、そしてショウヘイ・オオタニ……」とドジャースが抱えるスター選手たちの名前を挙げた。ブロックマン氏は「私たちは彼のことを何も知らない」と返したが、ここでエイゼン氏が「昨晩、私の息子と私はオオタニに試合で会うことができたんだ」と、とっておきのエピソードを繰り出した。

「オオタニは私たちに時間をくれなかった、それとも最高に親切な男だったか、どっちだと思う?」とエイゼン氏。すると、息子がNFLを観戦した大谷と2ショット撮影した写真を披露した。スタジオは喝采となり、エイゼン氏は「オオタニは試合そっちのけで、すぐ立ち上がって写真に応じてくれた」「これが問題なんだ。彼は好まれるんじゃない、嫌いになれないんだ」と力説。アンチ化が進むドジャースでも好感度は変わらないと訴え、「彼は違うんだ。ユニコーンなんだ」と大絶賛していた。

(THE ANSWER編集部)