チーム創設初の世界一に輝いたテキサス・レンジャーズ

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ワールドシリーズ第5戦】

● ダイヤモンドバックス 0 − 5 レンジャーズ

<現地時間11月1日 チェイス・フィールド>

 ワールドシリーズの第5戦が1日(日本時間2日)に行われ、3連勝で対戦成績を4勝1敗としたレンジャーズが、球団創設63年目で初のワールドシリーズ制覇を果たした。

 レンジャーズは相手先発・ゲーレンの前に、攻撃陣が6回まで無安打無得点。自軍先発のイオバルディは初回からピンチの連続だったが、要所を締め6回無失点と粘った。

 すると0−0のままで迎えた7回表、レンジャーズは先頭の2番・シーガーがチーム初安打となる左前打を放つと、3番・カーターは右中間への二塁打で続き無死二、三塁。ここで4番・ガーバーが中前適時打を放ち、先頭からの3連打で先制点を奪った。

 9回も先頭からの3連打で待望の追加点を奪うと、なおも二死三塁で1番・セミエンがダメ押し2ランを左中間席へ運び5−0。イオバルディのあとを受けた救援陣をゼロを重ね、歓喜の世界一を完封勝利で飾った。

 レンジャーズはレギュラーシーズン最終戦で地区優勝を逃したが、第5シードとして臨んだポストシーズンで快進撃。ワイルドカードシリーズでレイズに2連勝、地区シリーズでは今季ア・リーグ最高勝率のオリオールズを3連勝で下した。

 リーグ優勝決定シリーズでは、地区優勝を奪われたアストロズに4勝3敗でリベンジ。そしてワールドシリーズではともにワイルドカードから勝ち上がって来たダイヤモンドバックスとの「下剋上シリーズ」を制した。ポストシーズンでは敵地での試合をすべて制し、メジャー新記録となるポストシーズン敵地11連勝を達成。チームを率いたボウチー監督にとっては自身4度目のワールドシリーズ制覇となった。