唐沢寿明、舞台でセリフド忘れし大竹しのぶ大激怒! 皮肉にも観客からは「すばらしかった」アンケートが
唐沢寿明が、10月7日放送の『KEN RADIO』(ニッポン放送)で「人生最大のピンチ」を語った。
唐沢は、自身主演の舞台『マクベス』で、大竹しのぶと共演した際、セリフをすっかり忘れ、2人で「あなた、どうしたの?」「お前こそ、どうしたんだ!」という応酬になった。
その際の大竹について、唐沢は「ものすごい顔をされて、『お前、ふざけんなよ』っていう感じで」と回想。
そこから、唐沢は台本2ページ分の独白があったが、頭の中は真っ白で「とにかく上を見て『月よ! 見てろ! 見てろ!』って」と叫んで、その場をしのいだ。だが舞台裏は大混乱で、次の玉座のシーンには誰も出演せず、大竹が「誰か(舞台に)出なさい!」と大あわてとなった。
唐沢はまわりに迷惑をかけながらも、笑いが止まらなくなり、大竹から「あんた、笑ってる場合じゃないでしょ!」とさらに怒られた。
だが、その日の公演は意外にも観客から好評で、誰もいない玉座のシーンについて、アンケートで「マクベスの運命を示唆しているようで、すばらしかった」という声もあった。さらに「ただ、大竹しのぶさんだけが不自然でした」とも書かれていた。
唐沢は「その後、ひどく大竹さんに怒られましてね。でも忘れちまったら、しょうがないんですよ。いまはもう、笑い話で」と懐かしんでいた。
「唐沢さんは、2021年6月11日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、下積み時代、『仮面ライダー』の戦闘員を演じ、激しく動いて怒られたことを明かしていました。
その理由は『衣装が薄くて寒かったから』というもので、採石場やダムなど、吹きっさらしの場所での撮影で『下に何も着てないし、上着もくれない。戦闘員全員が無駄に(動いた)』と説明していました」(芸能ライター)
どんな実力派俳優でも、セリフを忘れることはあるのだ。