グラスワンダー産駒が全19世代で勝利挙げる 水沢でファイナルワンダーが初白星

　28日、水沢競馬4R・3歳C2三組(ダ1300m)で6番人気のファイナルワンダー(牡3、岩手・飯田弘道厩舎)が初白星を飾り、同馬の父グラスワンダーは地方競馬において初年度から全19世代で産駒が勝利を挙げた。

　グラスワンダーは父Silver Hawk、母Ameriflora、母の父Danzigという血統の米国産馬。現役時代はスペシャルウィークなどと“最強世代”を形成し、日本競馬をけん引。朝日杯3歳Sを制したほか、98年から99年にかけてグランプリ3連覇を飾った。

　引退後は種牡馬入りし、08年ジャパンC覇者スクリーンヒーロー、11年宝塚記念を制したアーネストリーらを送り出す。20年に種牡馬も引退し、現在は明和牧場で余生を過ごしている。

　産駒は初年度からコンスタントに勝ち星を重ねており、地方競馬では全19世代で産駒勝利となった。なお、中央競馬では19年産駒が未勝利のため、現在のところ17世代連続となっている。