立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

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最下位に低迷する中日が、2023年8月22日の阪神戦(京セラドーム)でサヨナラ負けを喫し、敵地で13連敗。64年ぶりの球団ワーストタイ記録に並んだ。

1点を争うシーソーゲームだったが、あと1本が出ない。

「感情を押し殺しているのでしょう」

延長10回に3四球で2死満塁の好機を作ったが、途中出場の溝脇隼人が三ゴロと勝ち越せず。直後のイニングから救援登板した田島慎二は2死から近本光司に中前打で出塁を許すと、連続四球で満塁とピンチが広がり、大山悠輔のサヨナラ左前打で力尽きた。

近年低迷期が続いている中日だが、借金25は95年以来28年ぶり。投打がかみ合わず、上昇する雰囲気が見られない。

立浪和義監督の試合中の様子にも心配の声が。投手陣が手痛い失点を喫したり、好機で打線がつながらなかったりした場面でも表情を変えずに戦況を見つめている。中日ファンからは、「無表情だけど大丈夫か」、「立浪監督の戦意が失われているような...」などSNS上で心配の声が。

スポーツ紙デスクは、

「立浪監督は苛立ったり、怒りを爆発させる姿を見せることがチームにとってはプラスにならないと判断し、感情を押し殺しているのでしょう。負けず嫌いな性格なので本当は誰よりも悔しいはず。残り試合が少なくなってきていますが、来年につながる戦いぶりを見せて欲しいですね」

と期待を込める。

残り33試合で3位・DeNAと13ゲーム差。現在のチーム状況を考えるとCS出場も絶望的な状況だが、戦いは続く。中日ファンに希望を見せられるか。