「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル2023」公式サイトより

写真拡大

NHKが2023年8月9日、国内最大規模の屋外音楽イベント「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」(通称「ロッキン」)について、24年は「国営ひたち海浜公園でも開催する方向で最終調整している」と報じたことに対し、総合プロデューサーを務める渋谷陽一さんは、公式発表と同時期に報道してほしかったとして、「ロッキン」公式サイトで抗議文を発表した。

「公式と同時に発表し、開催を祝ってほしい。僕の望みはそれだけです」

「NHK水戸放送局のロック・イン・ジャパン2024 ひたちなか開催の報道について、私たちは強く抗議します」と題した抗議文では「とても残念です。たくさんの方の協力をいただきながら積み重ねてたプロジェクトが、とてもぞんざいな扱いを受けて報道されたことに怒りを感じます」とし、「何度もNHKには開催発表を公式と揃えることをお願いしましたが、全く聞いてもらえませんでした」と、NHKとは発表時期について協議していたものの要望を聞き入れられなかったとしている。

来年の開催は現在開催中の「ロッキン」終演時に発表する予定だったとし、「公式と同時に発表し、開催を祝ってほしい。僕の望みはそれだけです。そんなに緊急性のあるニュースなんでしょうか?」と疑問。「本当にフェスを盛り上げるなら同時発表の祝祭感を作って欲しかった」思いを伝えた。渋谷さんは「NHKからの回答を待って、また書きたいと思います」としている。

「ロッキン」は例年、国営ひたち海浜公園で行われていたものの、20年、21年は新型コロナウイルスの影響でイベントが中止に。22年と23年は、千葉県千葉市の蘇我スポーツ公園が会場となった。23年は8月5日、6日、11日、12日、13日の5日間で開催中だ。NHKの報道によると、24年は8月に千葉市中央区の「蘇我スポーツ公園」でイベントを開催し、9月に国営ひたち海浜公園でも開催するという。