トコさんのYouTubeチャンネル「動物になりたい(I want to be an animal)」より

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「犬になった日本人」が海外で注目を集めていると、ツイッター(現・X)上で話題となっている。リアルなオーダー着ぐるみでコリー犬そっくりな姿になった人物は、トコさん(@toco_eevee)。

このオーダー着ぐるみを製作した映像制作会社ブラスト(東京都千代田区)の社内造形部門である特殊造型スタジオゼペットの公式サイトによると、費用は200万円以上にもなり、アメリカのニューヨーク・ポストは2023年7月下旬、「1万4000ドルを費やしてコリーに変身した人」などとして取り上げた。ほかにもカナダやインドなど複数の海外メディアがトコさんの姿を報じている。J-CASTニュースは8月5日、トコさんに海外での反響について聞いた。

「ここまでの反響になるとは思ってなかった」

トコさんのオーダー着ぐるみは2022年4月に一度、日本で話題となった。特殊造型スタジオゼペットが、公式ツイッターで制作事例として紹介。それを引用する形でトコさんもコリーの姿の動画を投稿し、反響を呼んだ。

その後7月22日、トコさんは自身のYouTubeチャンネル「動物になりたい(I want to be an animal)」に、ドイツのRTLテレビジョンに取材を受けた際の動画を投稿。コリーの姿でレポーターと外を歩く様子や、それを見た本物の犬や街の人々の反応を映している。トコさんによると「この動画を海外のメディアが話題として取り上げたことを皮切りに、他の海外メディアやSNSで拡散されたと認識しています」という。動画は8月7日時点で790万回再生を超えている。

トコさんは1日、「現在、メディア対応に追われています......!」と投稿。海外での反響について「ここまでの反響になるとは思ってなかったので、驚いております」とコメントした。

今後は「ほかの動物にもなってみたい」

コリーの着ぐるみをオーダーメイドしたきっかけを尋ねると、トコさんは「小さいころから動物になってみたいという、漠然とした夢がありました。変身願望とでもいうのでしょうか? その夢を叶えるべく、リアルな犬(コリー)の着ぐるみをオーダーしようと考えました。このタイミングになったのは、社会人になってそれを実現できるお金が溜まったのが大きいです」と回答した。

着ぐるみを着ているときは、動き方に気を付けているそうで「例えば、前足を閉じたほうがより犬らしく見えます」という。今後も「今回みたいに外に出て、いろんな人と交流出来たら面白いなと思っています」としている。

さらにトコさんは、「まだ具体的に検討できてませんが、ほかの動物にもなってみたいとは思っています」と、今後の活動の希望についてもコメントした。