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 ファビアン・ブレッドロウは前回のブンデスリーガ入れ替え戦初戦と同様に、つづくハンブルガーSVとの第2戦でも欠場を余儀なくされることになる。これはVfBシュトゥットガルトのセバスチャン・ヘーネス監督が明かしたものであり、28歳のGKは膝の靭帯損傷から「まだ100%の状態にはない」という。そのため前回しっかりと代役を務めた、フロリアン・ミュラーが再び先発出場することになった。バックアップはセカンドチームの17歳、デニス・ザイメンが入る。

 そしてミュラーにとってはこの試合がシュトゥットガルトでの最後の試合ということになるだろう。元ドイツユース代表GKは1年半にわたり先発の座を務めてきたものの、徐々に神経をすり減らしていき胃腸不良を抱えて離脱した間に、3才年上のブレッドロウが先発の座を奪取。そのため今ミュラーはかつてマーク・フレッケンの長期離脱という緊急事態に加入して代役を務めた、フライブルクとそのフレッケンの抜けたGK陣の穴埋め候補として交渉中にある。

 ただフライブルクでは来季の先発GKとしてはドイツU21代表ノア・アトゥボルを指名。そのため模索する条件として経験の浅い若手GKを支える「ブンデスリーガで通用するという絶対的な信頼を置くことができ、なおかつノアを先発GKととして受け入れられる人材」を模索していると、ハルテンバッハSDは説明。そこでミュラーに加えフライブルクでは、同じくかつて在籍し先発GKの座を失っているシャルケのアレクサンダー・シュヴォロウにも注目しているところ。

 ちなみにシュトゥットガルトもまた穴埋めの模索を続けており、先日にアウグスブルクからの退団が明らかとなったラファル・ギキーヴィツとの交渉は頓挫。RBザルツブルクのフィリップ・ケーンは使役金がおよそ800万ユーロと予定を超える額が見積もられ、ザントハウゼンで活躍するも3部降格となったパトリック・ドリュースも浮上中。ただいずれにしてもシュトゥットガルトとしてはその交渉材料にもなるよう、今回のハンブルク戦にて1部残留を確定しなくてはならない。