世界の子どもたちの現状を伝える 日本ユニセフ協会が栃木県の小中学校へ
世界中の恵まれない子どもたちの現状と子どもの権利やSDGsへの取り組みを伝える全国でキャラバンを行う日本ユニセフ協会が24日、福田富一知事を表敬訪問しました。
県庁を訪れたのは日本ユニセフ協会の早水研専務理事など4人です。
今も世界では子どもたちが飢えや水不足に苦しみ、住処を追われ、治安の悪化に脅かされていて、アフリカでは190万人以上の幼い命が重度の栄養不良で危険にさらされているといいます。
こうした子どもの厳しい現状を伝え、さらに、2023年4月のこども基本法の施行やこども家庭庁の発足などを背景に高まる「子どもの権利」の実現やSDGsへの取り組みを知ってもらおうと日本ユニセフ協会は、5月31日まで県内の小中学校への出前授業と高校の教員に研修を行います。
日本ユニセフ協会が学校をめぐるキャラバンを県内で行うのは2018年に続き10回目です。
活動を支えるユニセフへの募金は昨年度は県内で約2億7千万円で個人がその大半を占めているということです。
早水専務理事が支援を呼びかけるメッセージを読み上げると福田知事も「世界中の子どもたちの未来が希望に満ちたものになるよう取り組んでいく」と述べました。