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 この夏にはチーム再建を行うことを示唆する発言をしていた、バイヤー・レヴァークーゼンのジモン・ロルフェス競技部門取締役だが、その改革が自らの右腕になる、競技部門マネージャーのティム・シュタイッテン氏にまで及んだことは驚きに値する。キッカーが得た情報によれば同氏は即座にクラブを後にする模様。2019年にブレーメンのチーフスカウト兼取締役補佐を務めていた同氏をロルフェス氏が引き抜き、それ以降はエドモンド・タプソバやピエロ・インカピエ、ジェレミー・フリンポンら、そこまで名の知られていなかった逸材の発掘に貢献し市場価値を大幅に上昇。

 そのため今回の離別の理由が何なのかは正確には不明だが、昨夏にはフェラー氏の後任としてロルフェス氏が昇格した際には、その後任としてSD就任の可能性も指摘されたが最終的にはその職は今は空位のままとされてしまい、秋にはチェルシーFCのSD候補として話し合いをもったことも伝えられたところ。いずれにしても過去二回の移籍市場では左SBの補強に失敗、真のボランチ獲得も話題にはなったが実現せず、リーグ戦での苦戦からも夏の移籍市場に向けたクラブ側の意気込みは強い中、首脳陣の体制はフェラー、ロルフェス、シュタイッテン体制からロルフェス氏1人体制となってしまった。

シックとベララビがEL欠場、バイエルン戦は?

 その一方で木曜日に控えるヨーロッパリーグでは、カリム・ベララビと共にパトリック・シックも不在とな。「カリムは病気なんだ」と明かしたロルフェス氏は、シックについても「まだ練習ができていない。だから今回の遠征には帯同することができないよと説明。鼠蹊部の問題による長期離脱から復帰を果たすも、なかなか完調とまではいかないチェコ代表FWについては、週末のバイエルン戦でのベンチ入りさえ危うく「数日様子をみる必要がある。難しいかもしれないね。でもうまくいく可能性だってある」との見方を示している。