ピーチ・アビエーションは3月4日、アニメ「プリキュア」シリーズとのコラボによるラッピング機「ひろがるスカイ！プリキュアジェット」を就航させた。

エアバスA320型機（機体記号：JA827P）の機体後方の左右両側に、シリーズ最新作「ひろがるスカイ！プリキュア」のメインキャラクターである「キアスカイ」、「キュアプリズム」、「キュアウィング」、「キュアバタフライ」、「エルちゃん」の5人を描いたデカールを貼り付けた。デカールのサイズは縦3メートル、横6.8メートルで、貼り付け作業は3月2日午後11時頃から始め、翌3日午前6時頃に完成した。3日はそのまま大阪/関西〜福岡線の運用に入ったが、“正式就航”はきょう4日の福岡発大阪/関西行きMM152便としている。

ピーチは2019年に朝日放送テレビ（ABCテレビ）と、関西地方の情報発信強化を目的とした業務提携を締結。「ひろがるスカイ！プリキュア」はABCテレビが発局・制作局となっていることから、昨年7月頃にコラボ構想が生まれたという。

企画を担当したピーチ クリエイティブ・ディレクターの山粼彩さんは、都内で開かれた発表会見で、「プリキュアシリーズは20周年で、毎年進化している。ピーチもチャレンジし続ける企業を目指しており、そこに親和性を感じた。『ひろがるスカイ』は空がテーマだが、ピーチも大空を飛んでいるという共通点がある」と説明。「ピーチに乗って、プリキュアたちのように大空を駆けてほしい」とPRした。

会見にはキュアスカイ役の声優・関根明良さんも登場。コラボ機のデザインを見た関根さんは、「すごい。後ろにイラストがついているのが、飛行機に乗って旅をする皆さんの背中を押す感じがして素敵」と興奮しきりだった。

▲「ひろがるスカイ！プリキュアジェット」のモデルプレーンを覗き込む関根明良さん（右）

ピーチによると、コラボ機は年内いっぱいは各路線で運航する予定。また、コラボグッズも企画しており、4月にはステッカー、7月頃にはモデルプレーンを発売する予定だという。