大学生が地域資源を活用! サステナブルな商品開発に挑戦 広島
広島市の大学生がこれまで注目されなかった地域の資源を使って商品作りにチャレンジしました。
安田女子大学の学生たちが開発したのは花形の「コースター」ただのコースターではないんです…
安田女子大学3年 朝川舞さん「こちらのコースターは全て自然のもの、捨てられるものを活用して作っており、自然放牧で育った羊の毛を手で紡ぎ手編みした〝土に還るコースター〟です」
学生たちが挑戦したのは、これまで廃棄されてきたものや資源として注目されなかったものを活用し、サステナブルな商品を開発・販売するプロジェクト。
三次市の牧場から廃棄予定だった羊毛の提供を受けるなど様々な企業や団体の協力を得て1年がかりで進めてきました。
安田女子大学3年 古田陽里さん「SDGsって言葉は聞いたことがあるけど、なんだろうというイメージだったんですけど(自分たちの)コースターでも貢献しているんだと思ったら私もSDGsを伝えられる立場になった」
コースターの縁は「瀬織」という水をろ化する時にできる〝泥〟で染められています。
この泥もかつて三次市の浄水場で廃棄されていたものですが「ミネラルを多く含み土壌を良くする効果がある」など新たな価値が見出され、資源として活用されています。
発表を聞いた人「実際コースターを買わせていただいたんですけど、使う時に毎回話も思い出せるというか、SDGsや今回の取り組みに関して主体的になれるキッカケになった」
学生たちにとって商品開発の流れやマーケティング、環境問題など様々な事を学び、成長できた1年になったようです。
安田女子大学 古田陽里さん「これから社会人になるのですが、このプロジェクトも『行動力』がないとできないことだったと思うし、みんなでチームワークを発揮しながら新しいことに挑戦していけたらいい」