「スシロー」迷惑動画の少年通う高校に相次ぐ誹謗中傷…「お門違い」「学校は関係ない」と咎める声
相次ぐ迷惑行為によって対応に追われている回転寿司業界。「スシロー」では少年が醤油瓶や湯のみを舐め回して元の場所に戻す、レーン上の寿司に唾液をつけるといった動画が拡散された。
「スシロー」を運営する株式会社FOOD&LIFE COMPANIESは2月1日、公式サイトで現在の調査状況や防止策を発表。被害のあった店舗は岐阜県岐阜市にある「岐阜正木店」だと公表し、1月31日に警察へ被害届を提出したという。
一方で、《迷惑行為を行った当事者と保護者から連絡があり、お会いして謝罪を受けました》と明かすも、《当社としましては、引き続き刑事、民事の両面から厳正に対処してまいります》と毅然な対応を示した。
「スシロー」での迷惑行為動画がSNS上で拡散され、注目を集めだしたのは1月29日頃。同社は翌30日、本誌の取材にこう憤りを見せていた。
「この度、SNSに投稿されました動画について、日頃スシローの店舗をご利用いただいているお客さまに対して、このような動画を見ることで大変不安な思いをさせてしまっていることは大変遺憾であり、重大な事案であると重く受け止めております。
本件については、発生した時期、被害に遭った店舗の特定などの調査を進めております。今後、警察当局とも相談させていただきながら、厳正に対処していきたいと存じます」
同社による調査が進むなか、Twitter上ではさらなる余波が……。迷惑行為をした少年を特定する動きが広がったのだ。
「1月30日に、あるインフルエンサーが岐阜県内の高校名をツイートしたことをきっかけに、少年の名前などを特定する動きが広がりました。しかもその高校に、苦情や誹謗中傷の電話が殺到しているとの報告も多数あがっています。『東スポWEB』では拡散された高校の教頭が、“数えきれないほどの電話があった”と明かしています」(WEBメディア記者)
学校名が拡散後、この高校はどれほどの被害を受けたのだろうか。本誌が1日に問い合わせると、担当者は「本校としましても、一般論として個人と店の問題なので、学校としては一切お答えすることができませんという対応になりますので、ご理解いただければと思います」と回答するに留まった。
あくまでも咎められるべきは迷惑行為をした少年であって、学校側に非がないのは確か。直接学校に誹謗中傷の電話をかけるといった行為に、Twitter上では異論を唱える声が相次いでいる。
《スシローの件で通ってる高校に電話するのはお門違いやな》
《スシローの回転寿司迷惑動画で実行した男性の高校に電話が相次いでいるそうだが、学校は関係ないだろう。通っている学校のせいのように言うのは間違っている》
《スシローで舐めた少年は、この少年が悪いんだよ。高校は関係ない。高校名だして、SNSでいうのも高校に苦情電話入れるのも違うよね?その行動、高校からしたら『業務妨害』だよ》