元日本代表MF藤本淳吾、現役引退を発表 17年のプロキャリアに幕「長さと短さを実感しました」
SC相模原が公式発表
J3のSC相模原は12月27日、元日本代表MF藤本淳吾が2022シーズンをもって現役を引退すると発表した。
同選手は「17年の長さと短さを実感しました」と声明を発表している。
現在38歳の藤本は筑波大学から清水エスパルスへ入団し、2006年にJリーグデビュー。その後、名古屋グランパス、横浜F・マリノス、ガンバ大阪と強豪を渡り歩き、日本代表でも活躍した。20年8月からはJ3の相模原に加入。在籍3シーズン目の2022シーズンはリーグ戦31試合4得点の成績を残した。
所属事務所を通じて、藤本は「挫折や苦悩の時もありましたが、本当に多くの方々の支えがあったからこそ、ここまで走り続けることが出来ました」などと声明を発表している。
■藤本淳吾選手コメント
「私、藤本淳吾はこの度引退する事を決意いたしました。
思い返せば、物心がついた時にはもうサッカーをしており、プロになってからは17年が経ちました。名古屋グランパスに在籍していた時に応援してくれていた小学生のサポーターが、成長して免許を取り、今年はお母さんを乗せてSC相模原の試合へ応援に来てくれました。その出来事はとても嬉しく、また、17年の長さと短さを実感しました。
プロ2年目の時に生まれた長男はもう高校生になります。あと3年待てば、もしかしたら一緒に試合ができるのではという期待もありました。ですが、「あと3年足りなかった」ではなく、「17年ものあいだ、プロサッカー選手として多くの子供達に影響を与えられたのではないか」と考えるようにしたいと思います。
良い時もあり、同じように挫折や苦悩の時もありましたが、本当に多くの方々の支えがあったからこそ、ここまで走り続けることが出来ました。多くの声援を送って頂き、本当にありがとうございました。藤本淳吾」(FOOTBALL ZONE編集部)