「もうこんな雪まみれの高知駅見れる事数える位しかなさそう」

......といったコメントを添えて、2022年12月23日午前6時53分に投稿された写真が、ツイッター上で注目を集めている。雪のイメージはあまりない、南国と言われている高知県高知市の、珍しい雪景色だ。

地面は白く染まり、屋根や信号機の上にも雪がこんもり。

23日、高知市は観測史上最大の積雪を記録する大雪となった。

その時の街の様子は?

この写真を投稿した、@ams_gameさんに詳しい話を聞いた。

高知市民は高テンションに

@ams_gameさんは、その日の朝の体験を語る。

「いつも朝にウォーキングへ行くのですが、5時頃に行こうと玄関開けたら、夜明け前なのに明るいなと思い、見たら既に銀世界でした」

いつもと違う気配に気づき「わーーーーめっちゃ雪降りゆう!!!!」と叫んだそう。高知市内は、基本的に年数回パラパラ程度しか降らないという。

「過去にここまで降ったのは、約20年前ですね。中学の頃で、雪だるま作ったりツララ食べたり、先輩と地獄の雪合戦したり。その時より今回は降ったように思います」(投稿者)

20年ほど前というと、「平成18年豪雪」かもしれない。気象庁のウェブサイトによると2005年12月18日、高知市では9センチの積雪を記録している。

なお、22年12月23日の日最深積雪(17時時点)は14センチ。やはり記録的な大雪だったのだ。

積雪に気付いた@ams_gameさんはそのまま朝のウォーキングへ。コースは中央公園や、はりまや橋周辺など、主に高知市中心部だ。

「撮影したのは、中央公園や大手筋や高知駅です。帰って思ったのが、高知城に行けば良かったな(笑)。やはり雪が降ると自分もテンション上がるので楽しいウォーキングでした」

普段雪が降らない地域のため、高知市民のテンションは高めだったらしい。

「飲み屋街ではキャーキャー言いながら雪遊びしてる酔っ払いや、転けて笑ってる酔っぱらいや、みんなスマホで写真撮りまくってましたね(笑)」

と@ams_gameさん。ただ、雪による事故も発生しているようなので、くれぐれも気を付けて過ごしてもらいたい。