年内引退のアルピニスタはジャパンC参戦に意欲 将来的にはディープインパクト産駒との交配も
今年の凱旋門賞を制したアルピニスタ(牝5、Alpinista)が年内に引退することを「サラブレッドデイリーニュース」電子版が11日に伝えている。
アルピニスタのオーナーであるK.ラウジング氏は取材の中で初年度の配合相手についてまだ決定していないとしつつも、「候補は数頭いますが、とりわけもう若くはない馬に」と今年で20歳になった名種牡馬ドバウィの存在をにおわせた。
初年度の配合相手こそ明言は避けたものの、2年目の配合相手についてはメディアに対して「2024年の相手はスタディオブマンの予定です」と欧州で活躍したディープインパクト産駒の名前をあげた。
また、次走についてはジャパンCとブリーダーズCの2択であると断言。その上で「日本の固い馬場は歓迎」とし、ジャパンC参戦への意欲を見せた一方で日本への長距離移動には懸念を示した。
アルピニスタは父Frankel、母Alwilda、母の父Hernandoという血統。2019年7月にイギリスでデビューし初勝利をあげ、2021年7月のランカシャーオークスで重賞初制覇。この勝利を皮切りにG1の連勝が始まり、現在は凱旋門賞やサンクルー大賞を含むG1・6連勝。世界最強牝馬の座を手中にした。