アスレチックス戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

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メジャー通算117本で日本人歴代2位イチローに並んだ

■アスレチックス 8ー7 エンゼルス(日本時間5日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地・アスレチックス戦に「2番・指名打者」で先発出場した。初回に先制23号ソロを放つと、7回には今季5度目の1試合2発となる24号ソロ。メジャー通算117本塁打とし、日本人歴代2位のイチローに並んだ。5打数3安打2打点で打率.258。チームは7-8で敗れて2連敗となった。

 大谷らしいアーチは初回1死だった。今夏のオールスターに選出された右腕ブラックバーンと対戦。外角94.1マイル(約151.4キロ)のフォーシームを逆方向へ打ち返した。左中間へ先制23号ソロ。4試合ぶりの一発でシーズン35発ペースとなった。打球速度105.7マイル(約170.1キロ)、403フィート(約122.8メートル)、角度26度だった。

 豪快なアーチは7回2死だ。左腕スニードの内角スライダーを巻き付けるようにフルスイングした。右翼席へ消える24号ソロ。1試合2発は6月21日(同22日)のロイヤルズ戦以来、今季5度目で通算11度目だ。

 今季5度目のマルチ本塁打はメジャー2位タイ。球団ではトロイ・グロスのシーズン6度に次いで歴代2位タイだ。打球速度107.1マイル(約172.4キロ)、飛距離399フィート(約121.6メートル)。角度39度のムーンショットだった。

 前夜の不安を払拭した。右腕の違和感を訴えて7回の打席で途中交代。それでも、この日は5回1死一塁の中前打と合わせ、今季8度目の1試合3安打をマークした。「出られる試合は出たい。休める余裕もない」と話していた大谷。打線のソロ7発は1985年4月23日のアスレチックス戦の6発を超える球団新記録、メジャータイ記録だったが、3回の6失点があまりにも重すぎた。(Full-Count編集部)