シュクリニアルが改めてインテルに忠誠を誓う 「ナポリでのハムシクのように」

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インテルとの契約延長が間近とされるスロバキア代表DFミラン・シュクリニアル(27)がインタビューに応じ、クラブに対する忠誠を改めて表明している。イタリア『カルチョ・メルカート』が伝えている。

2017-18シーズンから在籍するインテルでは不動のセンターバックとして、直近2シーズンでスクデット獲得を含む3つのタイトル獲得に貢献してきたシュクリニアル。現行契約が2023年6月までとなっていたことから、複数のビッグクラブが関心を寄せているとみられていた。

しかし、シーズン終了後の先月にはシュクリニアルとインテルの両者が2027年まで契約を延長する見込みであると報じられ、かねてよりクラブへの愛情を公言してきたこともあり、来シーズン以降もインテルでプレーを続けるのは確実であると推察される。

そんな中、シュクリニアルは母国スロバキアのメディア『Pravda』のインタビューで今シーズンのインテルの戦いを振り返った。

「スクデットを最終節で逃し、その後の数日間は本当に最悪だったよ。だけど、すでに切り替えはできているし、全体的にはポジティブなシーズンだったと言えるね。来シーズンは僕たちがスクデットを獲得するよ」

「チャンピオンズリーグ(CL)では、ファイナリストであるレアル・マドリー、リバプールとも対戦し、アンフィールドでは僕たちがリバプールを上回った。僕たちがどんな相手でも怯まずに戦えることを証明できたよ」

スクデットをあと一歩で逃したものの、実りの多いシーズンであったことをうかがわせたシュクリニアル。また、今後もインテルでキャリアを続けるのかとの質問には、セリエAの歴史にも名を残すであろう母国の先輩を例に出し、明確なキャリアプランを示した。

「僕の将来はずっとインテルにある。今ここに契約があり、何も変化はないよ。半年ごとに僕がどこかへ行くのではと聞かれるけれど、具体的なことは何もないんだ」

「僕がインテルの伝説だって? そうだね、ナポリでハムシクが成し遂げたことと同じようになりたいね。まだまだ先だけど。インテルはヨーロッパでも戦えるチームになった。ファンだってそう思ってくれているからこそ、ホームゲームには7万5000人が集まるんだ」

シュクリニアルはおよそ12年にわたってナポリに在籍し、同クラブ史上最多となる公式戦通算512試合に出場した偉大なバンディエラである元スロバキア代表MFマレク・ハムシク同様に、自身もインテルでのキャリアを続ける姿勢を明言した格好だ。

同じ街のライバルに奪われたスクデット奪還のためには、真っ直ぐにクラブを愛し、ピッチ上では常に全力でプレーするシュクリニアルの存在は欠かせない。