広島市にある平和公園の原爆慰霊碑の中に納められている死没者名簿の風通しが行われました。

平和公園では、原爆が投下された午前8時15分に合わせて広島市の職員が黙とうをささげた後32万8941人分の名簿122冊のページをめくり風にさらしました。

風通しは名簿の湿気を取り除き、良質な状態を維持することを目的に毎年実施されています。

広島市原爆被害対策部調査課 住田達哉課長

「ロシアのウクライナ侵攻なりで核使用というようなことが言われている中で、皆さんに原爆でどれだけ多くの方が亡くなったか知っていただき、核廃絶につなげていければ。」

2021年8月6日以降、新たに死亡が確認された被爆者については、6月から名簿に記入が始まります。