廃線となった駅を再生して生まれた安芸太田町の花の駅公園。

シンボルの黄色い車両に深刻な問題が起きています。

訪れたのは、 安芸太田町にある廃線駅の跡地を利用した安野花の駅公園。黄色い車両がンボルですが…

永松雄輔記者「黄色い車両の上半分ぐらいを青いシートで覆っています」

SNSでは「ブルーシートが…」「修理中?」など黄色い車両について様々な書き込みもありました。

ここはかつてJR可部線の安野駅として利用されていました。

廃線後は桜が咲く、春に多くの人が訪れる黄色い車両がシンボルの人気の観光スポットです。

しかし、今シートで覆われた車両を見ると、休園になっている?そう錯覚しそうな雰囲気もあります。

公園を管理する山陰さんに聞いてみました。

永松記者「このシートは何のために?」

安野花の駅公園 山陰 尚真運営委員長「雨漏りを防ぐため。なおさないと無理」

シートで覆う原因は雨漏り。車両の劣化が原因だそうです。

特別に車両の中を見せてもらいました。

永松雄輔記者「バケツが置かれています。雨漏りを防ぐためでしょうか、2・3・4・5・6、天井が壊れています」

管理する山陰さん「ある程度の美しさをたもって、ここにあるのが望みではありますけど、もう無理です」

車両を所有する安芸太田町の考えは?

安芸太田町加計支所 浅田課長補佐「維持するの方がいいのか無くすのかは(地元の人と)一緒に考える課題」

永松記者「まだどっちにするかは決まっていない?」

浅田課長補佐「そうですね」

どちらにしろ、1年から2年ほどはシートをかけた状態が続くそうです。