廿日市市の総合病院の眼科医が、白内障の手術動画を患者や病院に無断で医療機器メーカーに提供していたことがわかりました。

JA広島総合病院によりますと、眼科の男性医師1人がアメリカの医療機器メーカーの日本法人「スター・ジャパン」が製造した眼内レンズを使った手術を撮影し、その動画を患者や病院に無断でメーカー側に提供していたということです。

メーカーは対価として医師に報酬を渡していました。

このやりとりは2019年3月から去年12月までで複数回あったということです。

動画には個人を特定できるものは映っていなかったということですが、病院は「職員が院内の手続きを行わず、メーカーに提供していた。管理体制に問題があったと考えており、再発防止に全力で取り組む」としています。