被爆地からのメッセージ 紛争研究の大学院生「愛を持って」 広島
収束がいまだ見えないロシアによるウクライナ侵攻。
「被爆地からのメッセージ」は紛争地で働きたいという夢を持つ大学院生の声です。
広島大学大学院修士2年 赤井理子さん(23)「リューボヴ 愛」
赤井さん「リューボヴはウクライナ語で愛という言葉です。ウクライナで失われている命も、世界中で貧困で亡くなっている命も、今私がここで話している命もすべて同じように等しい。そう考えた時に今の現状が本当に許せない。早く終わりを迎えなければならない」
広島大学大学院で紛争を研究。原点はインド留学でした。
隣国パキスタンとの紛争で子どもたちが犠牲に…
赤井理子さん「たとえ国は違えど同じ地球に住む同じ人間として愛を持ってすべての人と接する。それさえできればこんなことにはならないんじゃないか」
2年前から国際協力NGO「ANT-Hiroshima」のインターンに
今年3月インターン5人でウクライナ問題を考えるステッカーを制作しました。
赤井理子さん「黄色と青の手がウクライナの人たちや世界で被害を受けている人たち。白い手が広島の私たち。爪のところに折り鶴が入っている。ハートの中で愛にあふれているような感じ、平和の象徴であるハトがそれを運んでくるというイメージ」
赤井理子さん「多くの人の手元に届いて、いろいろ考えたり行動を起こすきっかけになってくれたらいいな。知っているけど踏み込めない人が手に取って時間をつくってもらえたらいいかな」
赤井さんの夢は紛争地域で働くこと。
赤井理子さん「被爆者の人に私はここで会ってきた。皆さんすごく愛にあふれていて辛い思いを抱えながらも世界の人に同じ思いをしてほしくないという深い愛と共に語ってくれる。私は愛を持って、場所は遠いけどここであなたたちのことを想っているよというメッセージを伝えたい」