5年前佐伯区の中学3年の女子生徒が自殺し、遺族が広島市に損害賠償を求めた裁判で和解が成立しました。

訴状などによりますと佐伯区の中学校に通っていた女子生徒は小学生のころからいじめられ、中学校に入ってからも悪口や暴言などを日常的に受けていたとされています。

2017年7月中学3年だった女子生徒は学校の敷地内で死亡しているのが見つかりました。

遺族はいじめをめぐる学校の対応に問題があったとして、広島市におよそ5千万円の損害賠償を求めていましたが、和解金を支払うことなどを条件に和解が成立したということです。

広島市の松井市長は「いじめの再発防止に引き続き取り組んでまいります」とコメントしています。