ピース又吉直樹が、3月16日公開の自身のYouTubeチャンネルで「新社会人に伝えたいお金の使い方」を語った。

 又吉は「人にお金は貸してはいけない」と伝授。自分で買った本は真剣に読むが、人に借りた本は熱意が下がるように、「人の金で店やってる人は、つぶれても気にしない。自分でやっている人は死ぬ気でやる。愛情が違う」と持論を披露する。

 江戸時代後期の読本『雨月物語』の話から、「お金は自分を愛してくれているところに集まる。お金のことばかり考えている人のところにお金の神様は降りてくる」と説明。お金に対して、細かく言わないのが世間では美徳のようになっているが、「逆だった」と、敬意があるからこそお金を大切にすべきだという。

 また「ブックオフにお世話になろう」と、若くてお金がないときは古書店の活用もありだと言う。自身も作家だけに、中古本では作者に印税が入らないのは理解しつつ、若いうちに本に親しみ、余裕ができる年齢になってから新刊本を買うパターンも推奨していた。

 又吉の話にYouTubeのコメント欄にはさまざまな声が書き込まれた。

《又吉さんのお金の考え方聞けて嬉しいです》

《私もお金より気持ちが大事とか、ずっと思っていたけれど、概念が変わり大事に思うようになって、自分の中で色々良い方向への変化がありました。又吉さんのおかげです》

《お金に敬意って難しいなあ。。。すごいなあ》

「今回の動画で又吉さんは、『初任給は自己投資だけに使ってもいい』と私見を話しました。初任給で両親にプレゼントするのも親孝行だと認めつつ、『自分が成長することにお金を使って、早く自立して、家にお金を入れられるようになったほうがいい』と話していました」(芸能ライター)

 芥川賞作家・又吉ならでは独特な発想なのだ。