Pro Display XDR
Engadget

アップルの27インチ5Kディスプレイ「Studio Display」が発表されたばかりですが、今年6月に27インチでミニLEDとProMotion(最大120Hzの可変リフレッシュレート)を搭載した「Studio Display Pro」が発表される予定とのアナリスト予測が報じられています。

ディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏は、アップルが6月に27インチのミニLEDディスプレイを発売することを引き続き期待しており、同社のサプライチェーンに属する複数の会社から裏付けが取れているとツイートしています。

ちなみにYoung氏はディスプレイ専門サプライチェーン調査会社DSCCのCEOであり、アップルの画面付き未発表製品については、第6世代iPad miniが8.3インチになると的中させるなど数々の実績があります。

以前Young氏はミニLED画面を搭載したiMac Proが6月頃に出る見込みが高いと述べていましたが、今回はその主張を引っ込めています。なぜなら情報源がiMacとMac Studio、Studio Displayが別物であることを認識していなかったため、混乱していたと説明しています。

混乱の主な理由は、Studio Display(おそらくStudio Display Proも)がWebカメラとAppleシリコン(A13 Bionic)が内蔵されているため、iMacと紛らわしかったからだと示唆されています。Young氏は6月に出る「27インチミニLED画面」の製品をiMac Proとして来ましたが、実際はStudio DisplayのProバージョンだったようです。

この見解はちょうど、有名アナリストMing-Chi Kuo氏の「次期iMac Proは2023年まで出ない」との予想とも一致しています。またKuo氏は最新のツイートで、アップルはコストの問題から今年はミニLED製品をリリースしないかもしれないと述べており、Studio Display Proの発表も遠のいた感があります。

とはいえ、アップルは先日のイベントで次期Mac Proがまもなく登場するかもしれないと仄めかしています。具体的にはハードウェアエンジニアリング担当上級副社長のJohn Ternus氏が、全MacのAppleシリコンへの移行について語る際に「あと1つの製品がある、Mac Proだ」と発言し「それはまた別の機会に」と付け加えていました。

さらにYoung氏は、6月にAppleシリコン搭載Mac ProがStudio Display Proとが6月にAppleのシリコンMac Proと同時に発表されるとも予想しています。

有名アナリストのKuo氏とYoung氏のどちらが正しいのか。あるいは両方とも正しく、一応6月にStudio Display Proが発表されるものの、発売は年末あるいは2023年という事態もあり得るのかもしれません。

Source:Ross Young(Twitter)

via:MacRumors