米Appleは3月8日(現地時間)、iPad Air(第5世代)を発表した。3月11日22時から注文を受け付け、3月18日に発売する。価格は74,800円から。

iPad Air(第5世代)


iPad Airは、iPad ProとiPadの中間に位置する機種としてラインアップされている。新型は高性能なApple M1チップを搭載し、上位機種に迫る性能を得た。

ボディは、先代のiPad Air(第4世代)で刷新されたオールスクリーンデザインを踏襲。10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載し、Apple Pencil(第2世代)やMagic Keyboard、Smart Keyboard Folioといったアクセサリで機能を拡張できる。生体認証は電源ボタン一体型のTouch ID(指紋認証)で、充電端子はUSB Type-Cを採用する。

Apple Pencil(第2世代)やMagic Keyboardに対応


iPad Air(第4世代)からの主な変更点は、チップがA14 Bionic(iPhone 12シリーズなどに搭載)からApple M1(iPad ProやMacBook Airなどに搭載)に変更されスペックアップしたほか、セルラーモデルは5Gに対応。また、FaceTimeなどのビデオ通話時に超広角カメラを活かしてフレーム内に人を捉え続ける「センターフレーム」にもiPad Airとしてははじめて対応する。

カラーバリエーションは入れ替わり、スペースグレイ、ピンク、パープル、ブルー、スターライトの5色となる。ストレージ容量は64GBまたは256GB、Wi-Fiモデルとセルラーモデルを用意する。各モデルの価格は下表のとおり。

8コアCPU+8コアGPUのApple M1チップを搭載し、メモリ容量は8GB。サイズは約247.6×178,5×6.1mm。重量はWi-Fiモデルで461g、セルラーモデルで462g。前モデル比で、サイズは変わらず重量は2〜3g増加とほぼ同等。Magic KeyboardやSmart Folioなどのアクセサリも第4世代/第5世代の両方で利用可能と案内されている。

Magic Keyboardを装着した姿


前モデルに続き、Lightning端子ではなくUSB Type-Cを採用。ポータブルSSDなども接続できる


iPadの現行機種。左から、iPad Pro、iPad Air、iPad、iPad mini