アメリカ本土の旧軍「九七式軽装甲車」雨ざらしのボロボロ状態から丹念に修復中
屋外展示が長かったのでかなり傷んでいたそう。
復元続く米陸軍所有の“旧軍戦車”
アメリカにある「U.S.Army Armor & Cavalry Collection(アメリカ陸軍装甲騎兵コレクション)」は2022年1月12日(水)、公式TWITTER(ツイッター)において、修復中の九七式軽装甲車の作業状況を公開しました。
ジョージア州のフォート・べニング陸軍基地の一角でレストア中の九七式軽装甲車(画像:アメリカ陸軍装甲騎兵コレクション)。
この車両は第2次世界大戦終結後にアメリカ本土へ移送され、戦後は長らくカリフォルニア州において屋外展示されていたそう。その間、さまざまな部品が盗まれ、なおかつ雨ざらしの状態だったため、車両はかなりのダメージを受けた状態だったといいます。
説明によると、このあと新たに造られた施設に収容し、修復作業は続けられるとのことです。
九七式軽装甲車は重量約5t、全長3.7m、全幅1.9m、履帯(キャタピラ)駆動の2人乗り小型装甲車両で、7.7mm機関銃または37mm戦車砲を1基備えていました。総生産数は約600両で、2021年現在、ロシアやオーストラリア、オランダなどで保存展示されています。