今年10月にオープンしたこの店のオーナーシェフ、宮粼慎太郎氏のプロフィールは実に華やかだ。

2014年にザ・リッツ・カールトン東京『アジュール45』の料理長に就任するや、わずか2年でミシュランの星を獲得。

そんな“凄腕の持ち主”が開いた、港区の新店をご紹介しよう。



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



スターシェフが眼前で腕を振るう、という真の贅沢

「野菜の一皿」は、シグネチャー的1品。能登『高農園』や千葉・富里『MERCATO』の野菜を焼いたり、ピクルスにしたり…。それぞれベストな状態に仕上げ「ベルパークノールアルト」という、香辛料香るチーズを添える


7年もの間、料理長を務めていた『オーグードゥジュール ヌーヴェルエール』でも、連続して星を得ていたという宮粼氏。

満を持して開いた自身の店『Αμάρανθος(アマラントス)』は、これまでとは対照的にカウンターが主体だ。




「お客様との距離が近いこの規模だからこその、ライブ感や出来たての味わいも感じていただきたいですね。自分にとっては新たなチャレンジです」と語る、宮粼シェフ。

さらに「料理の礎となるのは、これまで積み重ねてきた仕事」と言い、カウンター越しに見せる細やかな盛り付けも、お手の物だ。



おまかせコース(19,800円)より「シャラン鴨 根セロリ」。1羽まるごとで仕入れて捌きたての肉を使うので、味わいが桁違い。胸肉はローストに、もも肉はガランティーヌに、と余すことなく使う


フランスから届く肉類は冷蔵で丸のまま、食器は世界中のシェフから支持される佐賀「カマチ陶舗」製など、グランメゾンのクオリティが随所に。




店は、溜池山王にほど近い赤坂のビルにある。

「色褪せない」という意味の店名通り、さらに目覚ましい活躍の予感に満ちる同店。ぜひ一度、足を運んでみてほしい。

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