ブルーインパルスパイロットとの撮影や記念品などが付きます。

自衛隊発足以来、初の試み

 防衛省は2022年1月13日(木)、航空自衛隊芦屋基地において2月27日(日)に開催される「芦屋基地創設60周年記念行事」で、会場の一部に有料観覧席を試行的に設けることを明らかにしました。

 有料観覧席の場所は芦屋基地内にある第13飛行教育団飛行教育群の庁舎4階ベランダで、入場料は1席1万円(支払いは現金のみ)、有料観覧席数は13席とのこと。なお、特典としてブルーインパルス・パイロットとの写真撮影のほか記念品などを予定しているそうです。

 この取り組みは、2018年度に策定した「中期防衛力整備計画」において、防衛力整備の一層の効率化・合理化などを進めるとともに、そのほかの収入の確保などを通じて実質的な財源確保を図ることとされていることから、その一環として行うものだそう。

 防衛省の説明によると、2022年度以降に航空自衛隊が開催する航空祭を始めとした展示飛行を伴う各種行事において、会場の一部に有料観覧席を設けることを検討していくといいます。


航空自衛隊芦屋基地に所在する第13飛行教育団のT-4練習機(画像:航空自衛隊)。

 なお、今回の「芦屋基地創設60周年記念行事」では、ブルーインパルスの飛行展示も予定されているとのことですが、有料・無料にかかわらず記念行事に参加できるのは、芦屋基地の周辺住民、具体的には福岡県遠賀郡(芦屋町、水巻町、岡垣町及び遠賀町)並びに北九州市若松区および八幡西区の居住者に限定するとしています。

 また当該地域の住民であっても事前に往復はがきで応募し、当選した人のみに限定されます。詳細は航空自衛隊芦屋基地の公式WEBサイトなどでご確認ください。