販売は地方自治体や旅行代理店など法人に限定。


総武快速線・横須賀線の新型車両「E235系1000番台」(2020年12月、恵 知仁撮影)。

 JR東日本が、新たな交通系ICカード「Suica Light」を、地方自治体や旅行代理店など法人に限定して販売します。

「Suica Light」は、地方自治体において交通費補助事業などでの活用を目的にしたもので、「預り金(デポジット)なし」「最大6カ月の有効期限あり」が特徴です(一般的なICカードは500円のデポジットが必要)。ただ、一般的なSuicaと同様に、全国相互利用対象エリアの鉄道・バスで利用できるほか、店舗やタクシー、観光施設などでの支払いにも使えます。

 2022年1月下旬から、「Suica Light」は千葉県四街道市の「四街道ふるさとの味お届け便支援事業」で活用されます。これは、新型コロナウイルスの影響で帰省が困難となった、四街道市出身で千葉県外に居住している18歳から25歳までの学生を対象に、市の特産品とあわせ「Suica Light」を配布するものです。

 JR東日本は、「今後も『Suica Light』の拡大に取り組み、地域の活性化およびキャッシュレス社会の発展に貢献してまいります」としています。